セブンとアスクルが業務提携で目指すもの

アマゾンへの対抗軸になれるのか

 7月6日、セブン&アイ・ホールディングス とアスクルは、ネット通販事業で業務提携すると発表した。今年11月をめどに生鮮食品のネット通販事業を開始するほか、EC物流・ECサイトの開発、運営の共同化の検討などを進める。写真は2015年1月撮影(2017年 ロイター/Yuya Shino)

[東京 6日 ロイター] - セブン&アイ・ホールディングス <3382.T>とアスクル <2678.T>は6日、ネット通販事業で業務提携すると発表した。今年11月をめどに生鮮食品のネット通販事業を開始するほか、EC物流・ECサイトの開発、運営の共同化の検討などを進める。

個人向けの日用品通販「ロハコ」を展開するアスクルは、文房具やオフィス用品、インテリアなどが取扱い上位に入っている。一方、セブン&アイの通販サイト「オムニ7」は、本やDVD、コスメ、食品などに強みを持つ。7&iHDの井阪隆一社長は「機能も商品もオーバーラップせず、お互いの良さを補完し合える。商品の幅、顧客の幅、システム、物流の4分野でそれぞれシナジーが期待できる」と述べた。

アマゾンに対抗

ネット通販ではアマゾンが圧倒的な強さを発揮しているが、アスクルの岩田彰一郎社長は「きちんとした選択肢を提供していく」と述べ、アマゾンなどを追い上げる姿勢を示した。

11月に開始する生鮮食品のネット通販「IYフレッシュ」は、「ロハコ」のプラットフォームを活用する。新宿区、文京区で先行開始し、18年中に東京23区に拡大する。このほか、「オムニ7」と「ロハコ」に双方の商品を載せ、取扱商品の幅を広げる。

将来的な資本提携の可能性について、井阪社長は「今の時点では考えていない」と述べた。

7&iHDは、井阪社長が就任して以降、伸び悩むオムニチャネルの進め方を見直してきた。一方、アスクルは、今年2月には埼玉県の物流センターで火災事故が発生、17年5月期の当期純利益は63%減と落ち込んだ。今回の提携は、火災事故の際に、井阪社長がお見舞いで声を掛けたことから始まったという。

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