「生徒に人気の大学」トップ100ランキング

1位は女子人気で明大、2位が早大、3位青学大

ほかに近畿圏の私立大では、同志社大学(11位)が最多ポイントを獲得。あまり差はないが、13位に近畿大学、14位関西大学、15位立命館大学と続く。「関西のトップ高校では、まず難関国立大ありきで、現役時に私立大を志望校として考えない生徒も少なくありません。近畿圏のトップ私大のポイントが伸びないのはそうした理由も考えられます」(塾関係者)。

一方、首都圏と近畿圏以外の国立大のランキングを見ると、東北大学(12位)や九州大学(15位)といった旧帝国大学に次いで、岡山大学が21位に入った。同じ中国地方の広島大学(28位)とは35ポイント差だ。私立大は福岡大学(26位)、南山大学(32位)、西南学院大学(33位)などの地方の拠点大学が順当にランクインしている。

地方の大学で注目したいのは、商科系の単科大学である小樽商科大学(47位)の存在だ。大規模総合大学が数多くランクインする中、入学定員515人と小規模な大学が入っているのは、1911年(明治44年)に開学した小樽高等商業を前身とする、伝統の力に裏打ちされた就職力が大きいのではないか。

教員が勧める大学と人気大学には差がある

このランキングには興味深い傾向がある。それは教員と生徒の大学選びの温度差。大学通信では進路指導教諭が「生徒に勧めたい大学」も調査している。それによると、先生が勧めたい国公立大は、東京大学、京都大学、東北大学、大阪大学、北海道大学、国際教養大学、東京工業大学の順に並ぶ。私立大は、慶應義塾大学、早稲田大学、国際基督教大学、上智大学、同志社大学、東京理科大学、明治大学の順だ。

これらの大学は、順位は異なるものの、「生徒に人気がある大学」でも概ね上位だが、中にはあまり生徒に人気がない大学もある。先生が勧める大学にもかかわらず、生徒のポイントが低い国公立大に、80位の国際教養大学がある。グローバル教育に定評があり、大企業の就職力が高い大学にも関わらず、である。際立って不人気というわけではないが、26位の東京工業大学も先生の評価ほどではない。私立大では生徒の人気大学ランキングで55位の国際基督教大学東京理科大学も同様の傾向が見られる。

「誰もが認めるトップ大学の人気が低いのは、生徒の情報量の多寡も影響している。生徒に自分の大学の魅力を届け切っていないのではないでしょうか」(予備校関係者)。トップ大学の人気が意外に低い背景には、地元志向が強い生徒が他地域の大学をあまり研究しないこともあろう。それでも、間近に迫った2018年問題を乗り越えるには、そういう生徒も取り込むべく、これまで以上に大学の強みを発信する必要がある。

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