インサイダー取引でサンエー社長が辞任

インサイダー取引でサンエー社長が辞任

アパレル大手サンエー・インターナショナルの三宅正彦社長がインサイダー取引問題の責任を取って辞任した。三宅氏は一昨年4月、3カ月後に公募増資を実施予定であることを知りながら、ストックオプションで得た自社株を売却した疑いで、証券取引等監視委員会から課徴金納付命令の勧告を受けた。

サンエーは駅ビルなどに展開する「ナチュラルビューティーベーシック」など若い女性向けの人気ブランドで急成長。ところが、昨年から続くアパレル不振を受け、今年8月期も業績を下方修正。2期連続の減益となる見通しだ。4月の中間決算説明会で三宅氏は「厳しいときこそ積極的に仕掛けたい」など強気な発言で、何とか現場を盛り立てようという意志を示した。しかし、その社員の士気に水を差す結果となった。

三宅社長退任後は、その甥に当たる三宅孝彦副社長が代表権を持つが、社長は11月の株主総会まで空席のまま。トップ不在の下、この苦境をどう乗り越えるのか。真の現場力が問われている。

(堀越千代 =週刊東洋経済)

関連記事
トピックボードAD
人気連載
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • いいね!
トレンドウォッチAD
途上国の石炭火力支援を<br>日本はやめるべき

アル・ゴア元米国副大統領は地球温暖化対策の重要性を訴え続けている。米国は温暖化対策の枠組み「パリ協定」からの脱退を表明。対策は後退してしまうか。日本がすべきことは何か。