AI時代に活躍できる人の「3つのタイプ」 自分の強みと弱みを見直してみよう

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ところが近年、AIの進化により、その状況に変化が生まれる可能性が出てきました。日ごろ多くの人が時間を取られている情報処理という“ロボット的な仕事”は、AIの得意分野です。この煩雑な仕事を今後、AIに肩代わりしてもらうことも夢ではないのです。

そうして、私たちは過重労働から解放され、本来の“人間らしい”仕事に注力できる可能性が生まれます。

AIの得意な分野、苦手な分野

では、「人間にしかできない仕事」「AIのほうが得意な仕事」とはなにか。整理して考えてみたいと思います。

次の図は、「テクノロジー×働き方」をテーマとした研修の中で、ホワイトボードに書き出したマトリクス分類です。

横軸の下に置いているのは、仕組み化された中で大量に実施する能力で、「構造的」と呼びます。言い換えると「マニュアル化されている仕事」を意味します。その反対側にあるのは、まだ仕組み化されていない物事に対して、問いを立てて仕組み化させていく能力で、これを「非構造的」と呼びます。

4つに仕切られた区分のうち、AIが得意な領域はどこでしょう? 感覚的にわかると思いますが、間違いなく<左下>の「オペレーター」と名づけた部分がAIの得意な領域です。

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