男性こそ「開脚ストレッチ」をやるべき理由

疲れない、老けこまない体が手に入る!

ねこ背は、無理に背筋を伸ばしたりしても治りません。背骨の根元にあたる股関節が硬くなっていることで、腰が丸まってしまっているからです。例えるなら、股関節は“体の土台”。股関節が硬くなって腰が丸まった状態は、基礎工事をしていない土地にビルを建てたようなもので極めて不安定です。開脚に取り組むことで体の土台、つまり股関節に柔軟性が出てくれば、安定性のある体勢に調整しやすくなり、背筋が正しい状態に収まってくるのです。

股関節に適度な柔軟性があれば、姿勢を保つのもラクになる。開脚を通じて姿勢をよくしていくことで、より若々しく見られるようになるわけです。

腰痛で悩んでいる人にも

■開脚すると、体の痛みがとれる

腰痛にも効果があります。腰痛で悩んでいる人がいると、私はまずお尻の筋肉が硬くなっていないかを疑います。お尻の筋肉が硬くなり、突っ張ることで、腰に痛みが生じているのです。

この場合は安静にしていても改善しません。動いたほうがいい。筋肉を動かすにあたっては「筋トレしなさい」と言われることも多いのですが、まずは縮まってしまっている筋肉の長さをストレッチでもとどおりに戻すことが先決でしょう。

特に、朝起きたときに腰に違和感があるという人は、前日の就寝前に開脚を通じたストレッチを行うのがお勧めです。私はよく「朝起きたときの体の具合の良しあしは、前日の体の動かし方の『結果』。前日にストレッチしておけば翌日の痛みは軽減されます」とお話ししています。

■開脚すると、疲れがとれる

病気でもないのに慢性的に疲れている人は、「体を動かしていないから疲れている」可能性が高いです。特にデスクワーク中心のビジネスマンの場合、頭は使っていても体はあまり使っていません。長時間、座位の姿勢をとり続けていると、体の筋肉は硬くなり、筋肉の中を通っている血管やリンパ管が圧迫されます。これが「疲れ」の原因となります。

スポーツの世界には「アクティブレスト」という言葉があり、日本語で「積極的休養」などと訳されます。たとえば、アメフトの選手が試合翌日にあえてウォーキングなどで体を動かし、疲労回復につなげるという手法がこれですが、開脚を行って血流がうながされることでも、疲労を癒やす効果が得られるのです。出張での長時間のフライトや時差ボケが生じたときなどに、あえて体を軽く動かしたほうがラクになるというのもこの例です。

なお、疲れすぎたとき誰かにマッサージを施してもらったりするのを私は否定しませんが、疲労回復には、やはり「自分で筋肉を伸ばすストレッチ」が最適だと思います。

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創業43年のマイクロソフト。日進月歩のIT産業では古株。もはや時代遅れとの声も聞こえていた同社があらためて評価されている。革新をやめないテックの巨象をリポート。