牛角、やっぱりお買い得だった?

コロワイド、本業・居酒屋不振でも利益倍増

昨年10月に、居酒屋大手のコロワイドに買収されたばかりの焼肉店「牛角」が、早くも親会社グループにとって最大の“親孝行”会社として頭角を現している。

コロワイドが7月末に発表した2013年4~6月期決算の内容は、売上高が前年同期比46%増の362億円、営業利益が97%増の11億円。居酒屋業界が深刻な落ち込みに頭を悩ませる中、4~6月の3カ月だけみれば、実に営業利益が倍増するという大幅増益の好決算となった。

その最大の理由は、焼き肉店「牛角」を運営する子会社のレインズインターナショナル(以下、レインズ)が想定以上に好調だったことだ。

レインズは昨年10月に買収されて子会社となったため、コロワイドの昨年4~6月期業績にはまったく貢献していない。それが、この4~6月期は売上高120億円、営業利益9.7億円をたたき出した。コロワイドグループの中で売り上げ規模は主力の居酒屋部門に並び、営業利益では最大の稼ぎ頭に浮上した。

また、「ステーキ宮」などを展開する子会社のアトム(コロワイドが2005年に買収)も、4~6月期の売上高は前年同期比8.6%増の101億円、営業利益が2.5倍の5.7億円と、順調に業績を伸ばした。

牛角好調でも、本業の居酒屋は不振

ところが、本業といえる居酒屋部門の不振がきつい。「甘太郎」「北海道」など主力居酒屋業態を手掛ける子会社、コロワイド東日本の4~6月期は売上高が前年同期比10%減の126億円、営業利益が300万円の赤字に転落(前年同期は7.3億円の黒字)。好調だった「牛角」や「ステーキ宮」の足を引っ張る形となった。

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