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「挑戦」と「発見」を続ける保険グループの強み T&Dホールディングス

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TOP INTERVIEW
次の3年に花を咲かせ、
その次の3年で実をならせるため、
しっかりと種をまく1年に

―国内生命保険市場の現状をどう評価されていますか。

T&Dホールディングス
代表取締役社長
喜田 哲弘

人口減少時代に入り、生命保険市場は縮小していくという見方もあります。けれども当グループがフォーカスするマーケットにおいては、シニア層の人口増加、生活保障ニーズの多様化などにより、新たなビジネスチャンスが生まれてくると考えています。一方で低金利環境の継続や標準生命表の改定、FinTechといった技術革新などを背景に経営環境は大きく変化し、競争が一段と激化していきます。昨年策定した3カ年の中期経営計画はそうした環境認識を前提に、新たなビジネスチャンスをとらえていき、収益力の向上や効率化により競争力を強化していく、当グループならではの方策を示したものです。

―その中期経営計画でシニアマーケットへの取組み強化があげられていますが、具体的にはどういう取組みをされるのでしょう。

たとえば太陽生命は、シニア人口の増加などを踏まえた商品開発と対面サービスが一体となった取組み。大同生命は、介護保障や相続・事業承継サービスといった取組みを成長領域として強化しています。また高齢化が進展している社会情勢を背景に、豊かな長寿社会の実現に向けて、健康増進の重要性が高まっています。このような中、お客さまの疾病の予防と健康増進を支援するため、太陽生命は「太陽の元気プロジェクト」を、大同生命は「DAIDO KENCOアクション」を2016年からスタートさせています。

―中期計画策定から1年が経過しましたが、ここまでの手ごたえはいかがですか。

国内生保事業は堅実な成長を見せており、それぞれの特化マーケットを着実に開拓・深耕し、契約業績や利益指標は中計目標達成に向けて順調に推移しています。特に、前中計から重点施策として取り組んできた第三分野・就業不能保障等への拡張(商品ポートフォリオの変革)、シニアマーケットへの取組み強化が奏功し、新契約価値は大きく増加、企業価値(EV)も堅調に伸展しています。これまでに築き上げてきた強固な基盤をベースに着実に成果を獲得していくとともに、次の3年に花を咲かせ、その次の3年で実をならせるために、2年目もしっかりと種をまく1年にするつもりです。

―グループとしての今後の展望についてお教えください。

T&D保険グループは、これからも生命保険事業を通じて社会的課題の解決に貢献していきます。その中で、すべてのステークホルダーの方の満足度の増大を追求し、Try & Discover(挑戦と発見)の実践により、安定的・持続的な企業価値の向上に努めてまいります。

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