T&Dホールディングス

「挑戦」と「発見」を続ける保険グループの強み

T&Dホールディングス

T&D保険グループが着実な成長発展を遂げている。連続で増え続けている保有契約高は、2016年度末には約64兆円に達した。10年後を見据えた中期経営計画は順調に推移しており、現在はシニアマーケットへの取組みを強化して人口減少時代に新たなビジネスチャンスを切り拓こうとしている。生命保険3社が並立する企業グループであるT&D保険グループの強さはどこにあるのか。それを探っていくと、グループ各社の「独自性」「専門性」、そして「グループ力」というキーワードが浮かび上がってきた。

ホールディングスの下に中核生保3社が並立

それは1999年に始まった。この年の1月、太陽生命と大同生命が全面的に業務提携することを発表したのだ。そしてそれから5年後の2004年4月、国内生命保険業界として初となる上場保険持株会社「T&Dホールディングス」を設立した。

T&Dホールディングスの喜田哲弘代表取締役社長は、当時のことを、こう振り返る。

「最も大切にしたのは、太陽生命、大同生命がそれぞれ独自性を活かしながら、提携のシナジーを最大限に発揮できる関係を築くことでした。2001年にT&Dフィナンシャル生命が加わり、現在に至るまで、その精神は生き続けています」

現在は、太陽生命、大同生命、T&Dフィナンシャル生命の生命保険3社を中核に、T&Dアセットマネジメント、ペット&ファミリー少額短期保険などでグループを構成している。生保3社が並立する形になっているが、3社がバッティングしてしまうことはないのだろうか。この点について喜田社長は「生命保険3社はそれぞれ特化したマーケットにおいて事業を展開しており、むしろこの体制に当グループの強さがあるのです」と答えた。

確かに、3社が強みのある分野に経営資源を集中する体制ができている。120年以上の歴史を持つ太陽生命は、営業職員が直接家庭を訪問するビジネスモデルを築き上げ、死亡・医療・介護保障を中心とした総合生活保障を提供するとともに、近年では時代の変化を先取りした商品・サービスを家庭に届けている。今年7月に創業115周年を迎える大同生命は中小企業市場にフォーカスし、中小企業関連団体など提携団体の制度商品販売をコアビジネスと位置づけている。中小企業市場における生命保険ビジネスのリーディングカンパニーだ。

T&Dフィナンシャル生命は、金融機関や来店型保険ショップなどの乗合代理店チャネルに特化した戦略会社。給付内容を差別化した一時払いの資産形成型商品や、価格面などで競争力のある平準払いの保障性商品の販売に注力している。

グループ力の結集で総体もパワーアップ

持株会社の組織形態のもと、異なるビジネスモデルの生保3社が、それぞれの特化マーケットで「独自性」「専門性」を最大限発揮。最適なチャネルを通じて最適な商品・サービスを一体的に提供することにより、グループ全体の企業価値向上に貢献していく。そして、グループ力を結集して経営管理態勢の高度化やシナジー創出をはかることで、個社の総和以上のグループ企業価値向上を実現していくというのが、T&D保険グループの描く成長戦略。こうした「独自性」「専門性」そして「グループ力」こそ、T&D保険グループの強さの源泉なのである。

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