行かないとあとで後悔するインターンシップ 「採用に直結しない」はどこまで信じられるか

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もちろん、そのようなメリットを得るためには、いかに自分の課題に合ったインターンシップを選ぶかが重要です。ではどうやって探せばいいのでしょうか?

インターンシップは、そのプログラム内容によって、下記の5つに分類することができます。

基幹業務型から講義型まで

【A】基幹業務型:社員が行う業務そのものを行う

【B】補助業務型:社員が行う業務のサポート業務を行う

【C】ワークショップ・プロジェクト型:与えられた課題やテーマについてグループでディスカッションなどを行う

【D】見学・同行型:社員の業務を近くから見たり、外出先に一緒に訪問したりする

【E】講義型:座学で行われる、社員による業界や仕事内容などの説明を受ける

実際に参加した学生への調査では、【C】ワークショップ・プロジェクト型、【D】見学・同行型、【B】補助業務型のプログラムが多いようです。

インターンシップには、実施時期・場所・期間など、プログラム内容以外にもいろいろな要素があります。自分の目的に合ったインターンシップを選ぶのがよいでしょう。

たとえば期間については、「1日のみ」から「1週間以上」のものまで、さまざまです。「就職白書」によると、「1日のみ」のインターンシップに参加した学生には、業種理解を目的とする傾向があります。

「1週間以上」のインターンシップのみに参加した学生は、「自分のスキルの見極め」「大学のカリキュラムの単位取得」を目的としている学生が、「1日のみ」に参加した学生より多くなっています。インターンシップ参加者は目的に応じた期間を選んでいるといえそうです。

参加時期については、8月、9月が最も多く、次いで2月、12月。つまり夏休みはインターンシップに参加する1つの大きなチャンスです。

具体的な探し方としては、ウエブサイトが便利でしょう。『リクナビ2019』でも、業種や実施場所、実施日数などの絞り込み検索や、インターンシップへの参加申し込みが可能なので、ぜひ活用してみて下さい。

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