42歳｢遅咲き｣の芸人を夫に選んだ妻の真実 アキラ100％を支える｢病院のお母さん｣
長い入院生活では、こんなことも。病院、そして雅美さんの呼びかけで、中学校の入学式に行けない大河君のために、ささやかな入学式が開かれた。その時の写真には、雅美さんはもちろん、主治医の先生や、大河君のお友達の笑顔があった。
この入学式からわずか1カ月後、2015年5月。ご家族、そして雅美さんの祈りは届かず、大河君は12年という短い生涯に幕を閉じた。その大河君のお母さんから雅美さんへ届いたお手紙。便箋4枚につづられていた。
たくさんの子どもたちを支えてください
大河が天国に旅立って間もなく2年が経ちます。
それが長いのか短いのか……よくわかりませんが。
大河が入院して2、3日後に症状が悪化し集中治療室に入り、私が仕事を終えていくと、意識がなく人工呼吸器をつけた大河の変わり果てた姿がありました。
ただただ不安で泣く私に、上遠野さんは細かなことまで気遣ってくれましたね。
すごくよく覚えているのが「ママ、大丈夫ですか？」という言葉です。
会うたび、電話するたびに言ってくれたこの言葉に私は救われていました。
大河も上遠野さんが大好きでした。上遠野さんの名前をよく呼んでいましたね。
「今日、上遠野さんがねー」そう、うれしそうに話すあの子の声が今この瞬間も聞こえてきます。
今もうここにはいないけど、ずっとずっと大河のお母さんでいてください。
きっと大河もそう望んでいます。そして、大河のような病気になってしまった子どもたちの病院のお母さんとして、たくさんの子どもたちを支えてください。
大河の母より
雅美さんの心の支えはつねに裸芸人の夫だTBSテレビ「結婚したら人生激変！○○の妻たち」次回は6月5日よる7時から放送です
毎日、子どもの生死に全身全霊で向き合う雅美さん。そんな彼女が支えにしているのが…そう、夫・アキラ100％との家でのひと時。
「おカネをもらっている人とか、ちゃんと仕事をしている人とか、そういうのは私の中で条件ではなくて、私が仕事でピリピリしてても彼に会えば面白いことを言うじゃなくてもホッとする。やってることもバカバカしいですし」（雅美さん）
これが雅美さんがアキラ100％と結婚した理由。芸人としての収入はほぼゼロ。雅美さんが夫を支えてきたが、そんな雅美さんの心の支えはつねに裸芸人の夫だった。
最後に聞いてみた！ アキラ100％と結婚して正解？ それとも後悔？
「私が私でいられる存在なので……正解ですね」（雅美さん）
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