「株式投資」に負ける人と勝つ人の決定的な差 ゼロから15年で1億円を築いた投資家の知恵

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株式投資に負ける人にありがちな5つの特徴とは(写真:Rawpixel / PIXTA)

株式投資の強みは、自分のおカネを株式という形で働かせることで、会社が生み出す利益をキャピタルゲイン(株式の値上がり益)やインカムゲイン(配当金や株主優待など)で受け取れることです。

株式投資は、

(1)投資する

(2)利益確定する

(3)再投資する

という単純なサイクルをうまく繰り返すと、元本がどんどん膨らんでいきます。元本を大きくすれば、その分の儲けもどんどん大きくなります。100万円を年利20%で運用すると、1年後は120万円ですが、同じ20%でも5000万円を運用したら、1年後は6000万円になるといった具合です。

この違いは非常に大きいです。資産が膨らめばキャピタルゲインの金額もケタが違ってきますし、インカムゲインももちろん増大します。もちろん、その過程で損を出すこともありますが、投資の勉強をすることで、損を極力少なくしたり、利益を最大化できたりします。

富裕層の日本株保有比率はなんと80%にも達する

拙著『10万円から始める高配当株投資術』でも紹介している私の経験談になりますが、投資を始めてから8~9年くらいまでは、資産が1000万円を超えませんでした。ですが、2010年に1000万円を超えると、そこから1億円までは5年で到達できたのです。

2010年度の金融資産は約1300万円でしたが、5年後の2015年には1億円を超え、2016年には1億2000万円を突破しました。配当金についても、2011年度の受取配当金は20万円程度でしたが、2016年度の受取配当金は110万円になりました。

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