ライザップに学ぶ、「やる気」の引き出し方5選 ダイエットだけでなく仕事などにも通じる

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ライザップでのダイエットにチャレンジしたOさんは、毎朝起きるたびに会社にいくのが苦痛で、まさに「朝っぱら」から愚痴を言いながら職場に向かっていたそうです。「眠い」「今日も疲れる」「上司の顔をみるのが嫌だ」。しかし、ライザップに通うようになってからというもの、トレーナーの指導によって自分に目標を課したそうです。

「疲れた」「眠い」「〇〇が嫌だ」「○○のせい」、これらは全部、“マイナス”な言葉。決して口にしてはならぬと。

自分の中からマイナスを取り除く

自分に徹底的に意識させようと彼が考えたのが、先にもご紹介している「スマホのアラーム」作戦。Oさんはこう語ってくれました。

『人は変われる。~ライザップで証明された自分を変える極意~』(自由国民社)。書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします

「目覚ましのコメント欄に『マイナスなことを言わない』と書きました。毎朝、起きると目に入るのは『マイナスなことを言わない』なので、『あっ、はい』と(笑)。自分に言い聞かせて1日を始めると、びっくりするくらいに、その日の意識が違って、そのうちに職場で起こることが変わってきましたが、実は変わったのは自分の意識で。これまでは『マイナスなことが起きる』と自分に言い聞かせていたようなものでした。

その暗示があるために、なにか少しでもマイナスなことが起きると『やっぱり起きた!』とマイナスを拾うようになっていたんですね。いま思えば、嫌なことなんて滅多には起きていなかったし、朝一番で自分の中からマイナスを取り除くとこんなに違うものなんだ、と感じましたね。」

知らず知らずのうちに、心のすきに忍び込んでくる“マイナス”の感情。それを、「朝一番」に遠ざける工夫もまた、あなたのモチベーションを支える礎となるはずです。

「聞いたことがある」「やってみたが駄目だった」という方法もあるかもしれませんが、1つ、2つではなく、複合でいくつもの予防線やリカバリー策をもつことで、他者に影響されず、自らモチベーションをリカバリーすることが可能になるのです。

RIZAP編集部

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RIZAP(ライザップ)は美容・健康関連の通販、減量ジムを展開する企業。

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