事後レポ

変革期における企業の成長戦略への挑戦

新たなイノベーションと価値向上に挑む、
これからの事業成長の在りかた

パネルディスカッション2
ジャパンブランド(インバウンド・クールジャパン)

パネリスト
アエリア
代表取締役会長
長嶋貴之
ソフトフロントホールディングス 執行役員
金野太一
日本創発グループ
代表取締役社長
藤田一郎
モデレーター叶内文子(フリーキャスター)

オンライン出版などプラットフォーム事業と、オンラインゲームなどコンテンツ事業の二本柱で安定的に事業展開するアエリアの長嶋貴之氏は、女性向けゲームが好調な理由について「幅広い層がゲームを楽しむようになっています」と、従来の男性中心からのゲーム市場の変化を指摘した。ゲーム以外にも声優コンサートなど体験型コンテンツで、雰囲気を楽しむことを求める海外ニーズの取り込みも図る。コンテンツは当たり外れがあるが「やり続けることで市場の変化を感じることが大事」と継続の重要性を訴えた。

日本のコンテンツの海外発信を支援するソフトフロントホールディングスの金野太一氏は、映像、ゲーム、漫画などのローカライズ(翻訳)事業について「日本語が得意なネイティブスピーカーによる質の高い翻訳が可能です」と強みを挙げた。翻訳にとどまらず、クラウドファンディング会社を使った海外からの資金調達、国の補助金の紹介、越境ECなどの支援も手掛ける。M&A戦略でエステサロンも傘下に収め「グループの豊富なリソースを生かし、ネットとリアルの融合を進めていきます」と今後の方向性を示した。

M&Aで印刷関連から事業領域を広げている日本創発グループの藤田一郎氏は、地図とCADのデータを組み合わせ、色彩を加工した「リアル3Dマップ」や画像などを包み紙に印刷してオリジナルチョコを作る「DECOチョコ」などのユニークな事業を紹介。「印刷やデジタル技術を駆使した豊かな表現で、訪日客に日本らしさを感じられるものを提供したい」と語った。また、VR(仮想現実)で海外にいながら日本を体験するアトラクションの可能性や、3Dマップ内で他社キャラクターを動かす協業の検討にも言及した。モデレーターの叶内文子氏は、登壇した会社同士が「かかわりを持って、クールジャパンビジネスの可能性を広げられれば」とまとめた。

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