「東京タワー」が高さ333mで立っている理由

この蘊蓄100章は思わず人に話したくなる

昭和33年に竣工した東京タワーの高さは333メートル(撮影:吉野純治)
モノ情報誌のパイオニア『モノ・マガジン』(ワールドフォトプレス社)と東洋経済オンラインのコラボ企画。ちょいと一杯に役立つアレコレソレ。「蘊蓄の箪笥」をお届けしよう。
蘊蓄の箪笥とはひとつのモノとコトのストーリーを100個の引き出しに斬った知識の宝庫。モノ・マガジンで長年続く人気連載だ。今回のテーマは「東京タワー」。あっという間に身に付く、これぞ究極の知的な暇つぶし。引き出しを覗いたキミはすっかり教養人だ。

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1. 東京タワーの正式な名称は「日本電波塔」

2. 設計は内藤多仲。戦前からNHK愛宕山放送局鉄塔やNHK大阪千里放送所鉄塔など数々のタワーを手がけ、「塔博士」と呼ばれた建築構造学者

3. 内藤多仲が設計した名古屋テレビ塔、通天閣(2代目)、別府タワー、さっぽろテレビ塔、東京タワー、博多ポートタワー(竣工順)は「タワー6兄弟」と呼ばれる

4. 東京タワーの創設者は産経新聞創業者の前田久吉。タワー構想が持ち上がると日本電波塔株式会社を設立した

5. 東京タワーの名称は公募され、8万6260通の応募のなかで最も多かった案は「昭和塔」。次いで「日本塔」、「平和塔」

6. 「東京タワー」という名の応募は223通、全体の0.26%

7. 東京タワーは1958年当時、相次いで開局する放送局の電波塔を一本化し電波需給事情を改善するために建設

8. 東京タワーの高さは333m。正確には332.6m

当時の自立式鉄塔としては世界最高

モノ・マガジン6月2日特集号。書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします。

9. フランス・パリのエッフェル塔(324m)より高く、当時の自立式鉄塔としては世界最高だった

10. 当時、東京を中心とした関東一円に電波を送るために必要かつ風の影響を考慮された高さが333m

11. 発信される電波のサービスエリアは関東の半径150㎞圏をカバーするものだった

12. 総重量は約4000トン。エッフェル塔が約7300トン

13. 東京タワー完成前に開局していたNHK、日本テレビ、東京放送(TBS)はそれぞれ自局の敷地に自前の電波鉄塔を設け、テレビ放送を行なっていた

14. タワーは鉄塔とアンテナからなり、253mの鉄塔の本体の上に80mのアンテナが設置されている

15. 自立式鉄塔として、東京スカイツリーが完成するまでの約半世紀に渡って日本一の高さだった

16. 現在は、最も高い東京スカイツリー(634m)に次いで2位。3番目に高い建造物は大阪のあべのハルカス

17. 東京タワーは1957年6月23日着工から1958年12月23日の竣工まで、543日のスピード工事で完成した

18. 動員した工事従事者の数は延べ23万人

19. 東京タワー開業の日の天気は小雨

20. 開業当時の展望料金は大人120円、高校生70円

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