30代以降に始めても英語が話せる人の勉強法 各年代にあったベストな学習法とは?

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◆使い方のコツ◆

単に読むだけでなく、せっかくですからテキストの丸暗記を目指します。
まずはテキストを見ながらCDを聞き、それに合わせて音読。慣れてきたら、テキストを見ずにCDを聞きながらシャドーイング。これを何度も繰り返し、フレーズが自然に出てくるようにします。

50代は「自分の経験」を語れるように

50代ともなると、英語であれ、日本語であれ、いままでの自分の「経験」を第三者に話していくことが求められます。そのための訓練としては、英語で日記をつけるとか、自分自身を英語で「実況中継」するといった方法が有効です。

また、若い頃に比べれば記憶力も落ちてくるのが自然の摂理ですから、ムリしない。楽しんで英語学習に取り組むのがいいと思います。たとえば、日本語訳があるなら、先にそれを読んで理解したうえで、それをイメージしながら英語を読む。日本語訳がなく、英語で読む場合も、わからない単語が出てきたらすぐに調べて書き込んでいく。

「英語」というものを、ストレスなく楽しむか。50代の英語学習はそうしたスタンスが大切だと私は思っています。

≪出社前の1時間≫文法力アップ

◆おすすめテキスト◆

NHKラジオ『基礎英語3』(NHK出版)

中学校で習うレベルの英会話を復習できます(実際、日常会話なら中学で習った基礎的な文法で十分事足りますからね)。このテキストを使って、ラジオ講座を聴講します。

◆使い方のコツ◆

「予習→ラジオ講座を聞く→復習」という流れが基本になります。予習では、テキストの日本語訳を覚えることをメインにします。そのうえで講座を聞きます。

一方、復習では英語のリスニングと音読をメインにします。CD、もしくはNHKの専門サイトからダウンロードした音声を使って、日本語訳が自然に思い浮かぶまで英文をくり返し聞き、そらんじて言えるくらいまで音読します。仕上げに、テキストで解説されている文法やフレーズを確認します。

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