30代以降に始めても英語が話せる人の勉強法 各年代にあったベストな学習法とは?

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≪週末≫ビジネス英語をインプット

週末のまとまった時間は、自分の仕事に限らず、ビジネス一般で使う英語をどんどんインプットしていきましょう。

◆おすすめテキスト◆

『場面別ビジネス英会話 決まり表現&英語実況中継』(柴山かつの・著/ベレ出版)

電話応対やミーティング、交渉など、ビジネスシーン別に、よく使われるフレーズ等が紹介されています。また、本のつくりも工夫されていて、左ページに日本文、右ページに英文があり、日本語を瞬間的に脳内で英語に置き換える訓練ができます。

◆使い方のコツ◆

まずは音読で例文を記憶に定着させていきましょう。その際、付属のCDを活用することも忘れずに。慣れてきたら、右ページの英文を隠して、左ページの日本語を見て英語に置き換えていきます。漫然とやるのではなく、10分とか15分とか時間を区切って行うのがコツです。

各チャプターの最後に長文があるので、毎回、学習の最後には付属のCDを使ってシャドーイングを練習しましょう(オンライン英会話の際のシャドーイング練習用として活用するのもおすすめ)。

40代に向いた学習法は?

40代からの英語学習は30代までの目的とは異なります。TOEICの高得点や仕事で使う英語より、人間関係が築ける英語力が重要になってくるからです。さらに、「知的な英会話」が求められるようになるのが、この年代からです。なにせ、40代になると出会う相手のレベルが高くなってきますからね。

なので、英語力の土台となる基礎的な文法力や単語力をつけながらも、日本の文化や制度、歴史などを英語で説明できることも目指していきましょう。

ちなみに、40代ともなると、「いまさら英語なんてムリ」となりがちですが、そんなことはありません! 前述のとおり、私が本格的に英語を学び直したのは40歳のとき。もちろん、それなりに大変でしたが、いまでは英語でビジネスができるようになっています。「いまさら」なんて言わず、ぜひとも英語を頑張ってほしい年代です。

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