英語には年代別に「ベストな学習法」がある 20代が英語を学ぶには「TOEIC」が最強なワケ

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そこで、今回提案する学習プランでは、朝と夜の1時間を、「文法」と「語彙」の学習に充てます。ちなみに、一般的に、就寝直前に覚えたことがいちばん記憶に残りやすいといわれていますから、「語彙」は、「就寝前の1時間」に行うのがおすすめです。

文法も語彙も、「これ!」というテキストを1冊決めて、それを何度も繰り返し、最終的にはテキスト1冊を丸暗記するのが私の英語勉強法です。

続けるための2つ目のコツは?

さて、「文法」と「語彙」の学習は、いってみれば、英語の「練習」のようなものです。実はこれだけでは、英語の学習はなかなか継続できません。なぜなら「試合」がないからです。たとえば、野球チームに入ったものの、ひたすら素振りやキャッチボール、筋トレばかり、「試合」の予定が一切なしだったら、あなたはどう思いますか? 面白くないですよね。

英語もそれと同じで、練習ばかりで試合、つまり生身の人間と実際に英語でコミュニケーションをとる機会を持てなければ、だんだん飽きてきて当然なのです。そこで、毎日25分の「オンライン英会話」です。それを学習プランに組み込むことで、毎日、英語の「試合」をすることができます。

ただし、オンライン英会話が「会話の実践の場」であっても、フリートークばかりをやっていては、英語は決して伸びません。各社、日常会話やビジネス英語、文法力養成、TOEICなど、さまざまにカリキュラムをそろえていますので、自分が興味のあるものを選び、レッスンを受けたうえで、予習・復習を通して、そのテキストの例文はすべて暗記します。

さらに、先生との会話では、朝と夜の2時間にインプットした英語を積極的に使っていきましょう。実践の場でアウトプットしていくことで、確実に記憶に定着させていくのです。

ちなみに、短期間で本気で英語をモノにしたいという人におすすめなのが、「カランメソッド」というカリキュラム。これはロンドンのカランスクールという英会話学校が開発したメソッドで、4倍の速さで英語が伸びるといわれています(その分、ハードです)。ご自分の利用しているオンライン英会話がこのカリキュラムを提供しているのならば、ぜひトライしてみてください。スピーキング力をかなり強化できますよ。

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