「ストリートけん玉」にハマる人たちの心理

斬新なトリックが続々

息を合わせ「シンクロ」するストリートけん玉の愛好者=福井県勝山市

昔遊びの「けん玉」が見慣れた現在の形になって100年。今、世界的なブームになっているらしい。福井県内はどうなのか。けん玉に熱中する子どもたちや、従来では考えられなかった斬新なトリック(技)を操る若者たちを訪ねた。

「技が成功するとうれしい」

「イチ、ニ、サンでリズムよく」「玉を受けるときに『すーっ、すーっ』と膝を曲げて」-。

日本けん玉協会普及員の仁科章さん(70)=福井市=が子どもたちに優しくアドバイスを送る。同市の県立こども歴史文化館では、伝統的な昔遊びに理解を深めてもらうため、4年前から「けん玉名人をめざそう!」と題した教室が毎月開かれている。20人限定の初心者コースは、定員オーバーが続く人気ぶりという。

後半は、協会が上達度を測る目安として作った「級・段位認定表」に沿って、決められた技をマスターした参加者のカードにはんこを押していく。「技に挑戦し、成し遂げる達成感、楽しさを知ってほしい」と仁科さんは語る。

けん玉の練習に熱中する子どもたち=8日、福井県立こども歴史文化館

大皿から小皿、中皿へと玉を乗せていき、最後はけん先に玉を入れる連続技「日本一周」を決めると、「できたよ」と初対面の人にも思わず報告する子もいるという。小学2年の佐々木稜太君(7)は「技が成功するとうれしい。にこっと笑顔になる」と屈託がない。

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