認知症を患う愛犬との介護生活のリアル インスタで話題「発作と痙攣のハードな日々」
介護生活を送る飼い主さんにインタビュー
しのと、ひだまり日和さんの出会いは5年ほど前。
「迷い犬だったんです。保護したときに里親を探したんですが、見つからなくて。首から胸、お尻まで真っ赤にただれていて、皮膚病がひどかったのと、後ろ足が小刻みに震えて長い距離の散歩ができないような状態だったので」
当時、獣医師に11歳と推定されたしのは、先輩ネコ4匹のいるひだまり日和さんの家族となったことで、すっかり元気を取り戻していった。
1年後に保護され、同じく家族の仲間入りをしたネコのくぅとともに引っ越しを経験した3年ほど前から認知症の症状が出始める。
「壁に頭をぶつけて動けなくなったり、狭いところに入っていくけれど、自分では抜け出せなかったり、後ろに下がれなくなった姿を見て、“あれっ”と思いました。獣医さんに診てもらったら“認知症”と言われて。そのあとすぐに、ひどい痙攣(けいれん)を起こして倒れたんです」
突然のことに驚きながら再び獣医を訪ねると、老化した脳が萎縮して異常が起きているのだろう、効果的な治療法はなく、進行を抑えるサプリを飲むしかないと伝えられた。