米国株上昇、税制改革への期待も再浮上

好調な指標受け金融・エネルギー株に買い

 3月28日、米国株式市場は、好調な経済指標の発表が重なったことを背景に主要指数がそろって上昇。金融株やエネルギー株を中心に買いが入った。ニューヨーク証券取引所で22日撮影(2017年 ロイター/Lucas Jackson)

[ニューヨーク 28日 ロイター] - 米国株式市場は、好調な経済指標の発表が重なったことを背景に主要指数がそろって上昇。金融株やエネルギー株を中心に買いが入った。

コンファレンス・ボード(CB)の3月消費者信頼感指数が約16年ぶりの高水準を記録したほか、2月の貿易赤字は大幅に縮小した。1月のS&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数も大幅な伸びとなり、米経済のファンダメンタルズが力強さを増していることを示した。USバンク・ウエルス・マネジメントの地域投資マネジャー、ジム・デービス氏は、消費者信頼感がかなり高まっていることや楽観ムードの広がりが株式市場の底堅さを支えているとの見方を示した。

金融株<.SPSY>は1.4%高。JPモルガン<JPM.N>やバンク・オブ・アメリカ<BAC.N>の値上がりがS&P総合500種を押し上げた。エネルギー株<.SPNY>は、原油価格が反発したことが支えとなり1.3%上昇した。

共和党が医療保険制度改革法(オバマケア)代替法案を撤回し、トランプ政権の政策実行力に懐疑的な見方が広がったことが、これまで相場の圧迫材料となっていた。しかしこの日は税制改革への期待感があらためて浮上。ホライズン・インベストメント・サービシズのチャック・カールソン最高経営責任者(CEO)は「オバマケア見直しのとん挫で、恐らく政策動向の見通しをある程度修正せざるを得なくなった。だが、それは税制改革に焦点が当たる時期が早まったということを意味するかもしれない」と話した。

個別銘柄ではアップル<AAPL.O>が2.1%上昇して過去最高値を更新した。自動車のゼネラル・モーターズ(GM)<GM.N>は2.4%高。著名投資家デービッド・アインホーン氏率いるグリーンライト・キャピタルが、GM株式を2つのクラスに分けるよう提案した。

中国の騰訊控股(テンセント・ホールディングス)<0700.HK>が5%の株式取得を明らかにした電気自動車のテスラ<TSLA.O>は2.7%上げた。

外食チェーンのダーデン・レストランツ<DRI.N>は9.3%上昇。同社はレストランチェーンのチェダーズ・スクラッチ・キッチンの買収を発表した。

騰落銘柄比率はニューヨークが2.91対1、ナスダックが1.63対1でいずれも上げが優勢だった。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 20701.50 +150.52 +0.73 20542.14 20735.61 20520.10 <.DJI>

前営業日終値 20550.98

ナスダック総合 5875.14 +34.77 +0.60 5836.50 5888.70 5828.86 <.IXIC>

前営業日終値 5840.37

S&P総合500種 2358.57 +16.98 +0.73 2339.79 2363.78 2337.63 <.SPX>

前営業日終値 2341.59

ダウ輸送株20種 9096.83 +161.72 +1.81 <.DJT>

ダウ公共株15種 703.36 +0.91 +0.13 <.DJU>

フィラデルフィア半導体 1008.97 +3.02 +0.30 <.SOX>

VIX指数 11.53 -0.97 -7.76 <.VIX>

S&P一般消費財 694.25 +5.29 +0.77 <.SPLRCD>

S&P素材 329.06 +3.57 +1.10 <.SPLRCM>

S&P工業 558.64 +5.98 +1.08 <.SPLRCI>

S&P主要消費財 563.76 +1.56 +0.28 <.SPLRCS>

S&P金融 394.79 +5.32 +1.37 <.SPSY>

S&P不動産 193.60 +0.92 +0.48 <.SPLRCREC>

S&Pエネルギー 507.32 +6.45 +1.29 <.SPNY>

S&Pヘルスケア 862.17 +0.46 +0.05 <.SPXHC>

S&P電気通信サービス 168.13 +0.35 +0.21 <.SPLRCL>

S&P情報技術 903.95 +6.42 +0.72 <.SPLRCT>

S&P公益事業 262.47 +0.15 +0.06 <.SPLRCU>

NYSE出来高 8.24億株 <.AD.N>

シカゴ日経先物6月限 ドル建て 19255 + 215 大阪比 <0#NK:>

シカゴ日経先物6月限 円建て 19185 + 145 大阪比 <0#NIY:>

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