【完全保存版】東電株主総会、全議事録(3)

3時間41分にわたるやりとりを、すべて公開

(撮影:尾形 文繁)

下河邉会長: そろそろ16号議案の補足説明そのものにお入りいただけませんか。だいぶ前置き関係で時間が経過しておりますし。

5546番・女性: それではですね、

下河邉会長: 議事進行のですね、まあ不規則発言ではございますけども、議事進行の発言もいただいておりますので、どうぞご協力のほどよろしくお願いいたします。

5546番・女性: それではですね、私百歩譲って、下河邉さんにですね、今私が投げかけた問題について、一言で結構ですからおっしゃってください。進行だけを進めるという、そういう態度では私は議案内容の説明はできません。

下河邉会長: へー。

5546番・女性: 福島はどこにあるのですか。この株主総会の中で。それを聞いております。心配とご迷惑、これしかないんですか、と聞いているんです。
下河邉会長: その言葉にですね、昨年の株主総会でご選任をいただきまして、この1年間福島復興をですね、東電再生のための原点であるということを胸に刻みましてですね、1年間努力してきております。私ども役員のですね、言葉の思い。その言葉の中に私ども役員の思いのすべてが込められているということで、ぜひご理解をいただきたいと思っております。(拍手)

下河邉会長:ぜひ補足説明のほうにお入りいただけないのであれば、審議の進行上もございますので。

5546番・女性: せっかくお答えいただきましたからお返しいたします。ということであればですね、福島の被害者たち、それから全国の皆さん、そういうふうにその言葉だけに込められているとは決して思っておりません。そのことをはっきりここでお伝えしたいと思います。(拍手)(怒号)

今ですね、私福島の双葉郡の状況をお話しましたけれども、社内的にはですね、退職する社員がたくさんいらっしゃるわけですよね。事業報告のほうの17ページかと思うんですけれども、昨年度3,289人が退職、増減含めて減少されているという、こういう大変な事態ですよね。一言で数字では私は表せないと思います。一人一人のお力、あるいはですね、その気持ち。そういうものを汲み取らなければ、やっぱりトップに立つ方の責任は果たせないのではないかと思います。
 それではですね、この議案なんですけれども、株主総会の公開ということを提案いたします。最後の21ページから22ページにわたりますが、現在ですね、政府でもですね、各種委員会などのこの福島の関係の問題についても、すべてライブ放送、そして速記録ですね。すべての記録ですね。これを公開しております。政府ですから、東京電力、民間のこのわが社は関係ないとは申せません。なぜならば、この東京電力はすでに国有化されているからですね。従って、民間の企業とは話が違います。同じように、政府の委員会と同じようにですね、この株主総会もライブ中継をするべきであるし、そして速記録もですね、事細かにちゃんと社内の中で記録を出すべきで、誰でもアクセスするようにしなければ、これは税金が投入された納税者の責任に対して答えることにはなりません。そういうのがこの議案の趣旨でございます。

下河邉会長: よろしゅうございますか。

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