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子どものスマホトラブルを回避する3つのポイント

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新年度が始まる4月を機に、スマホデビューする子どもは多い。ただし、大人たちは、スマホが持つ無限の可能性に気がついていないかもしれない。それは子どもたちにとって、信じられないぐらい有益になる一方で、取り返しのつかないトラブルを誘発するリスクもあるのだ。

スマホ購入半年後、連れ去りの危険に!

都内に住む東洋景子さんは13歳の中学一年生。小学生の時も防犯のためにお子様ケータイを持っていたが、中学校入学を機に、前々から両親と約束していたスマートフォンを買ってもらうことになった。「これでSNSもゲームもできるし、写真も撮り放題!」。大人に近づいた気がしてワクワクしていた景子さんだったが、そこには思わぬ落とし穴が待ち受けていた。

景子さんは小学校からの友達5人で無料通話アプリのグループSNSを作成。日々のおしゃべり、写真や情報交換などを楽しんでいたが、7月に入った頃に事件が……。友人関係をめぐる景子さんの不用意な発言が、反感を買ってしまったのだ。景子さんはすぐ謝罪したが誤解は解けず、グループSNSから仲間外れにされてしまった。

夏休みに入っても友達とは気まずい関係が続き、気持ちがふさいでいた景子さん。そんな時にハマったのが、オンライン対戦やチャットができるゲームアプリだった。1日3時間以上も熱中していたが、ゲーム上で仲良くなった男性に「カフェで一緒にゲームをしよう」と誘われ、好奇心から会う約束をしてしまう。しかし待ち合わせの場所に行くと、「もっと面白いところへ連れて行ってあげる」と男に手を引っぱられ、クルマで連れ去られそうに。間一髪逃げ出すことができたが、冷や汗をかくことになってしまった。

ネットで知り合った見知らぬ人との出会いが危険だと学んだ景子さんだったが、やはりスマホは手放せなかった。興味を示す相手のあしらい方を覚え、ほかの無料ゲームや漫画アプリなどもダウンロードした。景子さんの心のすき間を埋めるものはネット上にいくらでもあるのだ。景子さんは、結果的にスマホへの依存度を高めていった。しかし、インストールした不正なアプリから個人情報を盗まれていることには、中学一年生の彼女は気づかなかった。ある日、知らない番号からの電話に出ると、聞き慣れない男性の声。10万円を請求する電話だった。

実は、これまでトラブルがあっても両親に黙っていた景子さんだったが、この時ばかりは意を決して相談することに。結局、不当請求の支払いは免れたが、すべてを知った両親は景子さんのスマホを解約するのだった。

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