ベンツ「Eクラス」最上級車はSクラス並みだ

権威主義者も悩ませる超フワフワの乗り心地

 

メルセデス・ベンツ Eクラスの上級グレード、E400 4 MATICに試乗した。乗り心地はまるでSクラス!? 新型には権威主義者も悩ます魅力があった。

 “マシュマロ”のような乗り心地

当記事は「GQ JAPAN」(コンデナスト・ジャパン)の提供記事です

ああ、これはもうSクラスだな、と冬の日曜日の朝、E400 4MATIC エクスクルーシブを走らせながら思った。

自動車はいま、猛烈な進化の途上にある。

メルセデス・ベンツが昨年7月に日本国内で発売した新型Eクラスはそのよき具体例である。一見保守的な、Cクラスと相似形のロング・ノーズ、ショート・デッキのスタイルの中に、最新の自動運転システムを隠し持っている。このシステムについては後述するとして、まずはE400 4MATICエクスクルーシブについて説明しなければならない。

4気筒モデルよりもやや遅れて10月に販売が開始されたE400 4MATICは、333ps、480Nmという高い出力と大トルクを生み出す3.5リッターV6ツインターボ・エンジンと、フルタイム4WDシステムを併せ持つ、全天候型ラグジュアリー・セダンである。AMGのような特別なモデルを別にすれば、あらゆる状況下でもっとも速く快適に移動できる贅沢なEクラスであり、価格も当然、最廉価版のE200アヴァンギャルド、675万円に対して988万円と300万円以上も高い。

エクスクルーシブというグレード名は、伝統的なしつらえを表す。たとえば、伝統的なメルセデス・ベンツのグリルをまとい、スリー・ポインテッド・スターがグリルの中央にドンと来るアヴァンギャルド系Eクラスとは一線を画す。前衛ではなく、保守層向き、と表現しては単純に過ぎるかもしれないけれど、二者択一となれば後者となる。

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