貯金ができない人は家計簿のコツを知らない 2年で350万円を貯めた主婦の支出整理術

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漫然とつけているだけではおカネは残りません(写真:msv / PIXTA)
「家計簿さえつければおカネが貯まる」。そう考えている人は少なくないかもしれませんが、これは甘い考えです。むしろ、「普通の家計簿では、つけてもおカネは貯まらない。つけるだけでおカネの貯まる家計簿にするには、コツがいる」と、『1日1行!2年で350万貯めた あきのズボラ家計簿』の著者、あきさんは言います。

つけても貯まらない家計簿だった10年間

私は、家計簿を14年間つけています。新婚当初から、いい加減な家計簿ではなく、割ときっちりした家計簿をつけてきました。しかし、10年以上の年月が経過しても、満足におカネが貯められないどころか、貯金は底をつき、このままでは確実にわが家は破たんすると、恐怖心を抱くまでになっていました。

そこで、私は今までつけてきた過去の家計簿をさかのぼって研究し、「本当につけるだけでおカネが貯まる家計簿」の仕組みづくりを始めました。

数年の試行錯誤を経て、家計簿のつけ方を変えたところ、わが家の家計が驚くほど変わり始めました。約10年間、家計簿をきっちりつけていたのに、満足に貯められなかった私が、家計簿のつけ方を変えただけで、2年で350万円の資産を増やすことに成功したのです。

しかも、ケチケチと爪に火をともすような生活をしたわけではなく、家族5人で約50万円を払ってグアム旅行に出かけるなど、以前よりもしたいことをして、欲しいものを買って、生活を楽しんでも、おカネが貯められるようになったのです。

この家計簿のつけ方をブログで紹介したところ、読者の方からも、私と同じように、「家計が劇的に変わった」という報告が続々と届き始めました。

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