日経平均反発、円安で大型外需株に買い戻し

上昇は5日ぶり、買い一巡後は伸び悩む

 3月9日、東京株式市場で日経平均は、5日ぶりに反発した。前日の米国株はまちまちとなったものの、外為市場では1ドル114円台半ばまで円安が進行し、大型外需株に買い戻しが先行した。写真は都内で2015年1月撮影(2017年 ロイター/Issei Kato)

[東京 9日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、5日ぶりに反発した。前日の米国株はまちまちとなったものの、外為市場では1ドル114円台半ばまで円安が進行し、大型外需株に買い戻しが先行した。指数は一時100円近く上昇したが、買い一巡後は伸び悩んだ。10日の米雇用統計の発表や来週の日米金融政策の行方など一連のイベントを控え、薄商いの中様子見ムードが強まった。

業種別では、ゴム製品、精密機械、ガラス・土石が上昇率の上位。半面、鉱業、鉄鋼、電気・ガスの下落率が大きかった。

市場予想を大きく上回った2月の全米雇用報告を受け3月利上げの確度が一段と高まったが、8日に米原油先物が大幅続落したことで「利上げ後の米経済に対する警戒感が出ている」(中堅証券)という。

みずほ証券シニアテクニカルアナリストの三浦豊氏は「米国株も弱く、米利上げも織り込み済み。為替の円安も期待ほど進まず、海外投資家が日本株を売っている。14─15日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げが決定された場合、市場の関心は今後の利上げの回数よりも、仏大統領選やトランプ米大統領の大型減税の具体的な内容に移る」と話している。

個別銘柄では日東製網<3524.T>が4日大幅続伸。8日に発表した2017年4月期第3・四半期(16年5月―17年1月期決算)で、連結営業利益が前年同期比2.5倍の8億6000万円と大幅増益だったことが好感された。

半面、コスモエネルギーホールディングス<5021.T>、石油資源開発<1662.T>、国際石油開発帝石<1605.T>、JXホールディングス<5020.T>など石油関連株が軒並み軟調。8日のWTI4月物の清算値は5.4%安の1バレル=50.28ドルと、中心限月ベースで昨年12月7日以来約3カ月ぶりの安値を付けた。原油在庫が9週間連続で増加し、過去最高水準を更新したことで、需給の緩みに対する懸念などが出た。

東証1部騰落数は、値上がり1216柄に対し、値下がりが625銘柄、変わらずが163銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値     19318.58 +64.55

寄り付き   19343.06

安値/高値  19262.98-19350.20

 

TOPIX<.TOPX>

終値       1554.68+4.43

寄り付き     1556.99

安値/高値    1550.44/1556.99

 

東証出来高(万株) 159502

東証売買代金(億円) 1879137

*表を追加しました。

 

(辻茉莉花)

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