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最も多いのが前頭部と頭頂部が徐々に薄くなる男性型脱毛症(AGA)であり、男性の約3割が40代までにAGAを発症するといわれている。正常な毛髪は2~6年の成長期を経て脱毛し、3~4ヶ月の休止期を経て、新しい毛髪が生える周期を繰り返すが、AGAではその成長期が数カ月~1年と短くなり、毛根が太く成長しないまま脱毛してしまうようになる。

これまでさまざまな育毛剤が開発されてきたが、発毛治療の実臨床でわかってきたことは、同じ育毛剤を使用しても、発毛効果の良い人と悪い人がいることである。その一つの原因として頭皮の善し悪しが関係しているといわれている。洗髪することはまず髪の毛の汚れを取り除くことであるが、頭皮を洗って頭皮の状態を整え、髪の毛が成長する環境をつくることも重要なのだ。

脇坂クリニック大阪
院長
脇坂長興

脇坂クリニック大阪院長の脇坂長興氏らは、頭皮の厚みと薄毛の関係について研究し、超高分解能頭皮MRIにより頭皮の厚みを測定している。その研究結果によると、脱毛症が進行した部位では頭皮が薄くなり、毛包底部が浅くなっているそうだ。このことから脇坂氏は「根が浅い樹木が大きく育たないのと同じように、毛髪も毛根が浅くては丈夫な毛髪は生えません。日頃から頭皮をしっかりケアして、頭皮の健康を維持することが抜け毛の予防につながります」と指摘する。

このように頭皮のケアは発毛、育毛にとって非常に重要だ。とくにこれからの春先に起こる頭皮の変化には注意が必要である。脇坂氏によると、春に頭皮に起こることとしては、季節の変わり目による気温変化、皮膚常在菌の変化、皮脂分泌の増加、紫外線による頭皮の光老化などがあげられるという。

これらの対策としては、身体全体の調整として、十分な睡眠や栄養バランスの取れた食事の摂取、適度な運動、ストレスをため込まない生活を心がけるほか、頭皮そのものに対しては、刺激の少ないシャンプーを使用して頭皮の洗浄をしっかりして、マッサージにより適度な刺激を与え、さらに紫外線対策をして頭皮のダメージを防ぐなどきめ細かな管理が必要だというのが脇坂氏の考えだ。

健康寿命を延ばして健やかに

アンファーのシャンプー「スカルプD」は、こうした頭皮トラブルに悩む人たちのために、全国の頭髪治療を専門とするクリニックと協力して開発されたものだ。2005年に一般販売が開始されたスカルプDは、現在12代目を数え、頭皮タイプ別に3種類の商品が販売されている。

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