「就職に力を入れている大学」ランキング100 トップは明治大、2位が金沢工業大、3位法政大

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神田駿河台にある明治大学のリバティタワー(東京・千代田区)。昔から就職指導に定評がある(撮影:大澤誠)

大学生の就職状況が好調だ。文部科学省が公表した、2016年12月1日現在の2017年卒の就職内定率は、前年同時期を4.6ポイント上回る85.0%。調査開始以来、最高の数値である。

学生の満足度も高い。リクルートの就職未来研究所が発表した『就職白書2017』によると、2016年12月時点で入社予定企業に対する満足度は、「非常に満足」と「どちらかというと満足」の「満足・計」が80.8%に上る。前年を0.9ポイント下回っているが、高い水準であることに変わりはない。

希望した企業に入社できた学生が多い背景には、企業の採用意欲の高さがあるが、大学の支援も欠かせない。では、好調な就職状況を支える大学の支援について、高校の進路指導教諭はどのように評価しているのだろうか。進路指導教諭が選ぶ「就職に力を入れている大学」ランキングで、ポイントを集めた上位100大学から、検証してみたい。

明治大学が7年連続のトップに!

ランキングの1位は7年連続の明治大学だ。進路指導教諭からは、「就職ガイダンスの充実」(埼玉・私立高)、「就職に強く学生への目が行き届いている」(東京・私立高)などの評価が寄せられた。

かつて明治大は、就職出陣式を行い、学生のモチベーションを高めていた。そうしたイメージから、就職に力を入れている大学として、認知されている面もあるようだ。

近年、出陣式が復活してメディアで取り上げられていることもあり、さらに評価は上がるかもしれない。地域別のランキングを見ると、北海道・東北と関東・甲信越で1位。中国・四国と九州・沖縄で2位となっている。

2位の金沢工業大学は、実就職率ランキング(就職者数÷《卒業者数-大学院進学者数》×100で算出)において、つねに上位。2016年卒の実就職率は96.5%で、卒業生が1000人以上の規模の大学では2位だった。

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