U2「アクトン・ベイビー」収録曲に盗作疑惑 「ザ・フライ」は盗作?英ローズ氏が訴訟提起

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 2月28日、アイルランド出身の人気ロックバンド「U2」が27日、1991年の大ヒットアルバム「アクトン・ベイビー」に収録された「ザ・フライ」は盗作だとして米マンハッタンの裁判所に訴えられた。写真は昨年9月撮影(2017年 ロイター/Steve Marcus)

[28日 ロイター] - アイルランド出身の人気ロックバンド「U2」が27日、1991年の大ヒットアルバム「アクトン・ベイビー」に収録された「ザ・フライ」は盗作だとして米マンハッタンの裁判所に訴えられた。

訴えたのは、英国のソングライター兼ギタリストのポール・ローズ氏。U2のメンバーとアイランド・レコードに対し、少なくとも500万ドル(約5億7000万円)の賠償を求めている。

訴状によると、ローズ氏は1989年に自身の曲「Nae Slappin」のデモテープをレコード会社に渡した。この年、同社はU2と契約。ギターのソロなど「特徴的な要素」を「Nae Slappin」から取って「ザ・フライ」は作られたとしている。

ローズ氏は、一般リスナーはこの2曲が「かなり似ている」ことに容易に気付くとし、「あまりにも似ている」ため、U2自身が「ザ・フライ」を作ったとは思わないだろうと述べた。

U2の代理人やレコード会社は28日、コメントの求めに応じていない。ローズ氏が、なぜ25年以上も訴訟を待ったのかは不明。

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