BMWが次世代見据えて仕込む最新技術の数々

年産200万台規模のメーカーが最先端を走る

 

驚くべき速度で進化を遂げるクルマの電動化とIT化。2016年に創業100周年を迎えたBMWは、いま何を考え、今後どこに向かおうとしているのか。BMWグループ・イノベーションデイに参加した大谷達也が、本社ドイツ・ミュンヘンからレポートする。

いまBMWが見せたいもの

当記事は「GQ JAPAN」(コンデナスト・ジャパン)の提供記事です

ドイツ・ミュンヘンで、昨2016年末に開催されたBMWグループ・イノベーションデイに参加してきた。

その内容は広範にわたった。プレゼンテーションだけでも最新のコネクテッド・テクノロジーから、電気自動車やプラグインハイブリッドに用いられる高圧バッテリー、そして次世代モジュラー・エンジンに関するものまで計3本があったほか、試乗はプラグインハイブリッドの「740Le iPerformance」、航続距離が伸びた「i3」、さらにパワートレーンが刷新された「340i グランツーリスモ」の3台を数え、さらにそれぞれの開発者たちとディスカッションすることができるという欲張りなメニューであった。しかも、これをわずか1日半でこなしたのだから、その忙しさには目が回った。

しかし、この集中度合いのおかげで、「いまBMWが見せたいもの」に一気に触れることでできた。彼らが何を考え、今後どこに向かおうとしているのかを理解する早道だったのである。ここでは、この“イノベーションデイ”を通じて見えたBMWの技術的ストラテジーについてレポートしたい。

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