ベライゾン、ヤフー買収44.8億ドルに減額 

情報流出を受けて

 2月21日、米通信大手ベライゾン・コミュニケーションは、ヤフーの中核事業を当初の合意額から3億5000万ドル引き下げ、44億8000万ドルで買収することで合意したと明らかにした。写真はベライゾンのロゴ。NY市で昨年10月撮影(2017年 ロイター/Brendan McDermid)

[21日 ロイター] - 米通信大手ベライゾン・コミュニケーション<VZ.N>は21日、ヤフー<YHOO.O>の中核事業を当初の合意額から3億5000万ドル引き下げ、44億8000万ドルで買収することで合意したと明らかにした。

ベライゾンは昨年7月、ヤフーのインターネット事業を買収することで合意。だがその後、ヤフーで顧客情報の流出問題が相次いで発覚し、ベライゾンは買収条件の見直しに応じるようヤフーに要求していた。

新たな合意では、情報流出に絡む政府調査の一部や第三者からの訴訟をめぐる費用をベライゾンとヤフーが共に負担する。

株主訴訟や証券取引委員会(SEC)調査に関する責任は、ヤフーが引き続き負う。

買収は第2・四半期に完了の見通し。

ベライゾンにとっては買収により、10億人以上のヤフー利用者が入手できるほか、大量のデータを用いてより的を絞った広告の提供が可能になる。

ベライゾンが買収条件を修正してヤフー買収に踏み切る背景には、ライバルのAT&T<T.N>も854億ドルでタイム・ワーナー<TWX.N>の買収計画を進めるなど、ワイヤレス市場が飽和状態に達する中で通信大手が新たな成長源の確保を迫られているとの事情がある。

午後の米国株式市場で、ベライゾンとヤフーはいずれも約0.5%値上がり。

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