リクルートスタディサプリ

受験生を英語好きに変える授業を 人気英語講師がたどり着いた舞台とは

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関正生
スタディサプリ講師
埼玉県立浦和高校卒。慶應義塾大学卒
TOEIC990点満点(新形式も満点)取得/著書は40冊をかぞえ発行部数は99万部(韓国・台湾でも出版)に迫る

「教室に1歩足を踏み入れた瞬間、生徒たちのその日のテンションがわかります。そして数あるパターンの中から、そのテンションに合った授業の仕方を選びます。どういうタイミングでどういう話し方をすれば、いちばん効果的か、僕はわかるのです」。そういう関氏は今、予備校の教壇からは離れている。関氏の授業はオンライン学習ブランド「スタディサプリ」で体験できる。

「僕にはカメラの向こうにいる生徒の顔が見えるんです。僕の言うことに驚いたり大きく頷いたりしている生徒の姿が手に取るようにわかる」。スタディサプリは授業の動画を配信し、パソコンやスマホ、タブレット端末などで受講する仕組み。スタジオで授業を撮影する時は、講師の前に生徒はいない。ところが関氏には、生徒たちの様子が見えるというのである。

「予備校で長いこと、数えきれないほどの授業をしてきましたからね。自分がどういうことを言えば生徒がどう反応するか、目の前にいなくてもわかるんですよ」

見せ方も磨き続けている。テレビのお笑い番組を見る時はストップウォッチを片手にネタの時間を測りながら研究。最適な時間のコメントに多くの情報を盛り込み、コメントの密度を高めている。そうして生徒の「人生を変えるような」授業を追求し続けていく。

「僕のしゃべるスピードが速いのは、それだけ生徒の集中力が高まるからです。そして、重要なキーワードは何回も繰り返します。その一方で、ムダなことはいっさいしません」と語る関氏は「授業を治療」にたとえる。「圧倒的な言葉の密度によって、生徒の記憶に残る授業を実践していきます。治療と考えれば、だらだらと時間をかけたくはないはずですから」。

インタビューの最後、関氏はこう語ってくれた。「リアルの授業だと、自分が教えられる生徒数には限りがあります。でもスタディサプリなら、より多くの生徒に教えることができる。それも日本国内に限りません。実際、僕の授業で勉強している生徒のなかには親の仕事の関係で、中南米に在住している生徒もいました。塾や予備校に行くため夜遅い時間に外出する必要もないし、やる気モードが高くなったときに自分のタイミングで授業を受けることもできる。世界中の生徒に授業を届けられる可能性があるここは、僕にとっても最高の舞台なのです」

スタディサプリで「合格特訓プラン」がスタート

有料会員数42万を突破したスタディサプリ。利用者からも高い評価が寄せられているという。

「スタディサプリの講師陣は、もともと予備校などで実績を上げてきた人をえりすぐっていますし、AI(人工知能)を使った最新技術でそれぞれの授業の視聴率や受講している生徒の動作などもログを取って分析しています。たとえば黒板に字を書くため講師がカメラに背を向けている時間が長すぎると、離脱率が上がるとか、いろいろなことがわかり、それに基づいて授業の仕方の改善点などが講師に伝えられます。ですから、激しい競争を勝ち抜いてきた講師がここでさらに腕を上げるのです」と指摘するのは関氏。

そのスタディサプリに「合格特訓プラン」がスタートした。早慶+難関国立大学の学生コーチがスタディサプリの学びをサポート。「一人ひとりの学力・志望校に基づいた学習プラン」とともに受験生に伴走する仕組みだ。

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