JR東海vs.近鉄、“式年遷宮”で激戦

名古屋-伊勢、JR東海が臨時急行導入

JR東海が名古屋-伊勢市間で導入する急行「いせ」に使用される「キハ85系」

三重県伊勢市に鎮座する伊勢神宮は、伊勢神宮は御神体を旧宮から新宮に移す式年遷宮を20年に1回行っている。今年はまさにその年にあたり、全国から観光客が伊勢神宮を訪れている。それに併せて、鉄道会社の顧客争奪戦も過熱している。

JR東海は7月18日、伊勢神宮の式年遷宮に向けて臨時列車の運行を行うと発表した。遷御の儀が行われる10月~11月にかけて、臨時急行「いせ」(名古屋―伊勢市間)を1日1往復、通常の快速「みえ」(名古屋―鳥羽間)に加えて7~11月の土休日に臨時快速「みえ」(名古屋伊勢市間)を運行する。

平均通過数量は3倍の開き

名古屋から伊勢神宮に向かう鉄道ルートはJR東海と近鉄の2路線がある。ただ、電化・複線区間である近鉄に対して、単線・非電化のJR東海は輸送力で劣る。近鉄は特急列車を1時間に2~3本運行させているが、JR東海は快速「みえ」が1時間に1本程度走っているにすぎない。路線の輸送力を示す平均通過数量で比べても、近鉄とJR東海は少なくとも3倍以上の開きがあるとみられる。

近鉄は今春から同区間に豪華観光特急「しまかぜ」を投入した。通常の特急料金に800円プラスした特別料金を徴収しているにもかかわらず、予約がとれない人気ぶりだ。「しまかぜ」以外の特急でも、「伊勢志摩ライナー」はリゾート感あふれるデザインで大人気だ。

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