副業FXで「サラリーマン億トレーダー」になる 仕事が終わった後「1日4時間」コツコツと

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昼間は普通に仕事。終わった後はコツコツと副業でFX取引。こんなサラリーマンが増えている(写真:ふじよ / PIXTA)

政府が後押しする「働き方改革」の一環として、副業を原則容認する企業が徐々に増え始めている。今年から事実上の兼業を認めた「ある大手IT企業」では、新年早々から、「想定を上回る数の申請があった」(同企業関係者)という。これからは、活動の場や収入を増やすのは、自分次第。大きく変わろうとしている働き方を受け入れ、自らの人生を自らの足で一歩一歩進む時代が近づいている。

そんななか、本業と両立が可能な「事実上の副業」のひとつとして、「FX」が注目されている。今回は、そんなサラリーマンを対象にした、「サラリーマンによる、サラリーマンのためのFX取引セミナー」に密着した。

仕事をしながら「1日4時間」で「億トレーダー」に

セミナーの講師として登壇したのは、大手食品会社に勤務している40代男性のよいよい氏だ。実は以前、当サイトでも「FXで普通の会社に勤めながら1億円稼ぐ法 サラリーマンでも頑張ればお金持ちになれる」という記事で、取引手法を紹介した「億トレーダー」だ。

「入社直後に、将来、君がたとえ役職についたとしても、給料は上がらないと、上司に言われたことがきっかけで、副業として投資を始めた」という経歴が、皮肉にもこれから来る時代を予見しているようにも感じる。

彼がFX取引を始めたのは2009年ごろだ。2012年からは収支が右肩上がりとなり、特にここ4年は、毎年のように「億を超える利益」をあげていて、几帳面な彼が目の前に並べてくれた数年分の確定申告の資料には、筆者のそれとケタが違う数字が並んでいた。

移動時間などを含めて、1日の半分にあたる約12時間を食品会社の仕事に費やしているのに対し、トレードは終業後の20時から24時までのたった4時間。仕事の約3分の1の時間で、給料を大幅に上回る利益を稼いでいる計算になる。

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