プルデンシャル

生保会社が注力する信託との仕組みづくり 安心して保険金を残すために

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ライフプランナーによるきめ細かなコンサルティングで生命保険を販売し、創業より成長を続けるプルデンシャル生命が業界で初めて信託会社を設立し、2015年に営業を開始した。以来、各方面から注目を集め信託契約数を増やし続けているという。16年10月には顧客の要望に応える形で、より設計に柔軟性をもたらす機能拡充を実施。業界初の取り組みに注力する背景と狙いについて、プルデンシャル生命の一谷昇一郎社長に、フリーキャスターの進藤晶子氏がインタビューした。

保険で大きなお金を残す際の不安を解消する仕組み

進藤◉わが家は3人家族で、子どもが1人います。子どもが産まれてから生命保険の大切さがわかるようになりました。ただ「生命保険信託」と、「生命保険」に「信託」が付くと、新しい概念の商品のように感じます。そこでまず、生命保険信託とはどのようなものなのか、教えていただけますか。

一谷◉生命保険信託は、万一のことがあったときにお支払いする死亡保険金を信託の仕組みで適切に管理し、生前にお客様とご契約した内容に沿って保険金をお届けするサービスです。

たとえば、小さなお子様のいるシングルマザーなど一人親世帯の方々の中には、自分の死後、生命保険で充分なお金を残してもどのような使われ方をするか不安に思う方がいらっしゃいます。生命保険信託を利用すれば、生前にお客様と契約した内容に従って財産を交付することができるため、生活費や学費など先々まで必要となるお金を確実に届け続けることができます。信託財産となるのは万一の際に支払われる保険金です。そのため、現在まとまった財産がない方でも信託の機能を活用できます。

当社は2010年7月、三井住友信託銀行(当時は中央三井信託銀行)との業務提携を通じ、日本で初めて「生命保険信託」を共同開発しました。そしてより多くの方にこの仕組みをご利用いただくため、15年9月には生命保険会社として日本で初めて信託子会社「プルデンシャル信託」を設立し営業を開始しました。信託子会社を設立して1年あまりになりますが、設立以前をはるかにしのぐ速いペースで信託契約をいただいています。

進藤◉実際に信託契約をしたお客様にはどのような方が多いのでしょうか。

一谷◉やはり前述したように、一人親世帯で未成年のお子様がいる親御さんの関心が高いですね。また、障がいのあるお子様をお持ちの親御さんからのお問い合わせは営業開始からずっと続いています。成年後見制度など、ご遺族をサポートする制度は他にもありますが、財産を安全に残す手段として生命保険信託の認知が進みつつあると感じています。

また、自分が亡くなった後、お金を届けたい家族も亡くなってしまった場合には、お世話になった母校の学校法人や公益団体に寄付をしたいといった方もいらっしゃいますね。本当にたくさんの方から、自分が亡くなった後の「想い」が実現できるとご評価をいただいています。

営業開始から1年 顧客視点でさらに機能拡充

進藤◉まさに、お客様の不安を解決する仕組みができたわけですね。注目が集まっている生命保険信託ですが、16年10月からはさらに機能が拡充したと伺いました。どのような点が新しくなったのでしょうか。

*プルデンシャル生命は複数社の生命保険信託を媒介しており、信託報酬がそれぞれ異なります。また、信託の報酬等については別途消費税がかかります。

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