ダイエットの真実をどれだけ知っていますか この蘊蓄100章に「痩せる知恵」がある

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81. 2000年代後半~2010年代にかけて注目を集めたのがタニタの社員食堂で提供されている健康メニュー

82. 2012年には一食500kcalで満腹感を得られる「タニタ食堂レシピ」をもとに、東京・丸の内に食堂も開店した

83. 高雄病院の理事長・江部康二が糖尿病の治療法として提唱した「糖質制限」ダイエットは現在もブームが続く

84. 糖質の多い米やパンなどの主食を抑え、おかず中心にすることで食後血糖値の上昇を緩やかにするのが狙い

健康志向の高い女性からの注目で(写真:dorry / PIXTA)

85. 「グリーンスムージー」は米国のローフード実践者ヴィクトリア・ブーテンコが提唱した飲むダイエット

86. 生の葉野菜とフルーツ、水をブレンダーで混ぜたもので、毎日コップ一杯飲むだけで体に変化が起きるという

87. 「塩麹」ダイエットは米麹に塩と水を混ぜて発酵させた塩麹を料理に使用することでデトックス効果を得る

88. サバに含まれる不飽和脂肪酸EPAが食欲抑制効果をもつことから話題となったのが「サバ缶」ダイエット

89. 〈痩せるホルモン〉とも呼ばれ血糖値を下げるGLP-1の分泌を促進させるという

さまざまなブームが起こっては…

90. NHKの人気番組「ためしてガッテン」で話題を呼んだ「計るだけ」ダイエットは毎日朝夕の体重を計るのみ

91. それをグラフに記録し、体重が増えてしまったり、なかなか減らない場合にはその「言い訳」を書き込む

92. 自分自身を客観的に観察することで太る原因を明らかにし、ダイエットを効果的に行なえるようにするという

93. 呼吸法に注目して話題を呼んだのが、2012年に俳優・美木良介がまとめた『ロングブレスダイエット』である

94. 独自の呼吸法でインナーマッスルが鍛えられ、基礎代謝がアップすることで痩身効果につながるという

95. 「食べる順番」ダイエットは、一回の食事において食べる順番を遵守するという方法

96. 最初に食物繊維の多い野菜やきのこ類、次にスープ類やタンパク質、3番目に炭水化物という順番となる

97. 2017年の注目は特殊なミキサーで野菜等を圧搾し、素材がもつ水分だけで作る「コールドプレスジュース」

98. 一般のジューサーと異なり、酵素やビタミンC、B群等を壊すことなく摂取可能で健康効果も高いという

99. 現在、世界で最も肥満が多いとされているのは米国でその成人肥満度は31.8%。世界平均18.9%の倍近い

100. 近年日本では老若男女を問わずダイエットが流行しているが、日本の成人肥満度はわずか4.5%である。

(文:寺田 薫/モノ・マガジン2017年2月2日号より転載)

参考文献・HP/『一生太らない生き方』(ぴあ)『健康問答』(平凡社)『健康ブームを問う』(岩波書店)『なぜ賢い人も流行にはまるのか』(白揚社)、崇高クリニック、Di理論、ホームフィットネス24、年代流行、テレビ東京ほか関連HP
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