“一匹狼”から路線変更、ホンダの本音

GMとの燃料電池車の技術提携、キーマンが語る裏側

燃料電池自動車(FCEV)の共同開発で、米ゼネラルモーターズ(GM)と提携したホンダ。FCEVは、水素と酸素を化学反応させて取り出した電力で動く自動車だ。FCEVの排ガスは水だけと次世代の環境対応自動車として、大手自動車メーカー各社が1990年代から本格的な開発を進めている。

キーマンは初代「インサイト」の開発責任者

これまで単独で開発をしていたホンダだが、今回、GMとの共同開発に踏み切った。その理由や背景などについて、FCEV開発を統括する福尾幸一・常務執行役員が7月16日、報道関係者向けに説明した。福尾常務は、1999年に発売されたホンダ初のハイブリッド自動車(HV)である初代「インサイト」の開発責任者を務めた人物である。

以下は福尾常務の発言要旨。


FCEVの普及には、コストダウン、インフラの整備など多くの課題があり、それをクリアするためには1社よりも2社で共同した方が効率的だと判断した。従来型のエンジンやHV、モーターなどはホンダに技術があり、その分野であれば二人三脚より1人で走った方が速い。しかし、まだまだ開発途上であるFCEVは状況が違う。

GMとホンダはいずれもFCEV開発では先頭を走っていると自負している。GMとはかつてエンジンを供給するなどの事業上のつながりのほか、技術レベルでもパワートレイン(エンジンやトランスミッションなど)やFCEVで交流があった。

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