沖縄移住特集

沖縄という相対感のなかで創造性豊かに可能性を広げる

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自分の可能性に気づき生き方が変わる沖縄

沖縄に来る動機には、癒やしを求める場合も多いだろう。それについて樋口氏は、「癒やしを求めたい原因と向き合う意味でも、沖縄に接することには大きな価値があります」と明言する。その上で、次世代の社会のためにも、あえて異なる相対感を獲得しに来る前向きで建設的な人が、これからは本土にも沖縄にも求められているのではないかという。そして、本土ではできない経験を、次の人生に生かすという意味で、沖縄は経験の宝庫だと話す。

沖縄の経済的、社会的ポテンシャルについても、樋口氏は極めて大きいと話す。たとえば、国道58号線沿いにある牧港補給地区(キャンプ・キンザー)は、沖縄西海岸道路を使えば第二滑走路が建設中の那覇空港まで15分ほどの距離だ。その約270ヘクタールの広大な土地が返還された場合、21世紀の後半に向けてどんなビジョンを描いていくのか。「こんな自由度のある社会は、日本のどこにもありません。この可能性は日本全体の宝でもあります。そんなポテンシャルを秘めた場所でセカンドライフを生きるなら、単なる引退の場所にするのはもったいなさ過ぎます。沖縄という相対感を積極的に活用して創造性を発揮すべきです」。

2020年3月末の供用を目指して整備が進む、那覇空港新滑走路の完成予想図
(提供:内閣府沖縄総合事務局)
大型クルーズ船が3隻同時に寄港した那覇港の様子(提供:内閣府沖縄総合事務局)

また、東アジアが急速に隆盛していくなかで、沖縄は東アジアに最も近い日本であり、東アジアから見た場合も日本は沖縄を通して見えると指摘する。「沖縄がどんな社会であるかは、日本全体の問題であり、そうした視点でとらえるべきです。しかも、本土とまったく違った社会を作り上げる、極めて創造的な場所なのです」。

自身、本土に戻るつもりはないという樋口氏にメッセージをお願いすると、「セカンドステージとなる何十年かを過ごすなら、沖縄という選択は非常に意味のある時間と結果を残せるのではないでしょうか。自分にはないと思っていた可能性に気づき、今までと違った生き方を見つけるチャンスが沖縄にはたくさんあると思います」と明快な答えが返ってきた。
 

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