米国株反落、決算前買い控えや政策不透明感

「今後の決算次第で再び上昇」との指摘も

 1月12日、米国株式市場は反落して引けた。写真はNY証券取引所のトレーダー(2017年 ロイター/Lucas Jackson)

[ニューヨーク 12日 ロイター] - 米国株式市場は反落して引けた。昨年第4・四半期企業決算の発表をにらんだ買い手控えムードや、トランプ次期米大統領の経済政策を巡る不透明感が相場の重しとなった。

トランプ氏は11日の記者会見で減税やインフラ投資などについて具体策に言及せず、投資家の期待に水が差された。

チャールズ・シュワブのチーフ・グローバル投資ストラテジスト、ジェフリー・クライントップ氏は、こうした問題に加えて決算発表前の自社株買い禁止期間に入っているため、個人投資家が株式から債券に資金を移していると説明。債券ファンドに大統領選以降で最大規模の資金が流入したという米国投資信託協会の最新データを紹介した。ただ、企業決算が予想を上回れば株安局面は一時的になる可能性があるとみている。

コモンウェルス・ファイナンシャルのブラッド・マクミラン最高投資責任者は、株価がなお大統領選後の最高値近辺の水準を維持しているのは、市場参加者が引き続き先行きを楽観視していることを意味しており、明るい材料だと指摘した。

セクター別では金融<.SPSY>が0.7%安とさえない展開。JPモルガン・チェース<JPM.N>が約1%下落し、S&P総合500種を押し下げた主な銘柄の1つになった。

ヘルスケア<.SPXHC>は0.07%高と小幅反発。複数の証券会社が投資判断を引き上げたメルク<MRK.N>が0.9%、肺がん治療薬の特許訴訟でテバ・ファーマシューティカルズ<TEVA.TA>に勝利したイーライ・リリー<LLY.N>が2.5%上昇した。

騰落銘柄比率はニューヨーク証券取引所が1.55対1、ナスダックが1.96対1といずれも下げが優勢。米取引所の合計出来高は67億株強で、過去20営業日平均の65億株を上回った。   

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 19891.00 -63.28 -0.32 19926.21 19929.29 19770.47 <.DJI>

前営業日終値 19954.28

ナスダック総合 5547.49 -16.16 -0.29 5542.56 5550.67 5496.82 <.IXIC>

前営業日終値5563.65

S&P総合500種 2270.44 -4.88 -0.21 2271.14 2271.78 2254.25 <.SPX>

前営業日終値2275.32

ダウ輸送株20種 9144.47 -41.85 -0.46 <.DJT>

ダウ公共株15種 657.77 +0.71 +0.11 <.DJU>

フィラデルフィア半導体 918.16 -8.38 -0.90 <.SOX>

VIX指数 11.54 +0.28 +2.49 <.VIX>

S&P一般消費財 666.37 -0.21 -0.03 <.SPLRCD>

S&P素材 320.11 -0.68 -0.21 <.SPLRCM>

S&P工業 544.50 -1.97 -0.36 <.SPLRCI>

S&P主要消費財 529.36 -0.33 -0.06 <.SPLRCS>

S&P金融 388.50 -2.89 -0.74 <.SPSY>

S&P不動産 190.40 +0.75 +0.40 <.SPLRCR>

S&Pエネルギー 548.00 -2.65 -0.48 <.SPNY>

S&Pヘルスケア 818.62 +0.58 +0.07 <.SPXHC>

S&P電気通信サービス 172.92 +1.08 +0.63 <.SPLRCL>

S&P情報技術831.75 -2.28 -0.27 <.SPLRCT>

S&P公益事業246.73 +0.31 +0.13 <.SPLRCU>

NYSE出来高7.99億株 <.AD.N>

シカゴ日経先物3月限 ドル建て 19225 + 115 大阪比 <0#NK:>

シカゴ日経先物3月限円建て 19170 + 60 大阪比 <0#NIY:>

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