日経平均は2日ぶり反発、55円高 アジア株高や日銀の景気判断上方修正を好感

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東証1部上場銘柄のうち、値上がりは754銘柄(全体の43.9%)、値下がりは825銘柄(同48.1%)だった。業種別では、東証33業種分類のうち、不動産、鉱業、ガラス・土石製品、機械など18業種が上昇した。下落は、紙・パルプ、電気機器、保険、化学など15業種だった。

決算発表直前のユニクロが牽引

個別株でみると、低PBR銘柄で値動きの軽い黒崎播磨や、3Dプリンター関連株である図研、MUTOHホールディングス、猛暑好感株としてアサヒグループホールディングス、サントリー食品インターナショナル、キリンホールディングスなどの上昇が目立った。とくに相場の上昇を牽引したのが、700円上げたファーストリテイリングを筆頭に、住友不動産、ファナック、オリンパス、セコムといったところ。一方、下落率の上位は、神栄、チヨダ、ジェイアイエヌなどだった。

市場関係者は、本日の値動きについて「売買高が増えず、市場のエネルギーが乏しいため、先物の動きに左右されやすい。ただ、円高が進んだことを勘案すれば、東京市場は底堅いといえるのではないか」と分析している。明日以降は、為替の動向や先物市場の動きや、月末にかけ集中する大手企業の決算発表などが注目点となりそうだ。

小河 眞与 東洋経済 記者
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