デキない男の「就活必勝法」が学生をまどわす 「強み」を語らせるのはあまりに時代遅れだ!

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デキるひととデキないオトコでは、この2つのテーマに対するアドバイス法が正反対でした。そして、多くの就活生が参考にしているのは、デキないオトコの考え方に毒された「必勝法」なのです。今回は就活生も社会人も知っておくべき「就活のお作法」を考えます。

まずは就活の基本「自己分析」。自分を見つめ直し、自分の価値観や特徴を把握する作業です。DFDN(デキるフリしたデキない)オトコが就活生にすすめる自己分析のテーマは、以下の3つの要素で構成されています。

( 写真:taka / Adobe stock)

①「打ち込んだこと」

部活動やボランティアなど大学4年間で打ち込んできたこと、成し遂げた実績を振り返らせる

②「強み」

自分の打ち込んだことや、実績などから掘り下げて、リーダーシップや問題解決能力などの強みを見つけさせる。

③「ビジョン」

これまで打ち込んだことや強みと関連づけて、5年、10年先の「なりたい自分」をイメージさせる。

実はこれ、ベタなビジネス書などでよく見る、キャリアアップのための方法論に似ています。しかし、こうした自己分析のやり方がフィットするのは、ごく少数の大学生でしょう。そこには、以下の3つの理由があります。

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