あえて「1日6時間労働」と決める絶大な効用 大きな仕事ほど細かく分けるとうまくいく

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「1日に働く総時間」をビシっと決めよう(写真:tomos / PIXTA)
せっかく新年に立てた目標がすばらしくても、それに取り組む時間が捻出できなければただの理想に終わってしまいます。いったいどうしたらいいでしょうか?
前回の記事では、『1時間の仕事を15分で終わらせる -最速で稼ぐ外資系コンサルの時間術』の著者であり、以前の4分の1の時間で働いている清水久三子氏に、長時間労働を受け入れてしまう人の「5つの体質」について紹介していただきました。今回は清水氏自身が仕事時間を短くする際に実際に用いている、タイムマネジメントの考え方をご紹介します。

できるまでやるではNG

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今年の仕事が始まり、皆さんもいろいろな目標を立てられていることと思います。チャレンジの幅を広げることは、キャリアを築いていくうえでも人生を豊かにするうえでも大切なことですね。

ところが、毎日仕事で残業続きでは、新しいことに挑戦する時間も取れません。そこで課題となってくるのが、仕事の生産性をいかに高めて時間を捻出するかということ。

まずやるべきは、「1日に働く総時間」をビシっと決めること。いくらタスクごとの生産性を上げても、あれこれと1日に詰め込んでいては結局、残業が発生する確率が上がっていくからです。

私は一週間単位でタスクの予定を組んでいますが、そこで絶対に守るようにしているのは「一日の仕事時間は6時間」にすること。「え?8時間ではないの?」と思われる方が多いと思いますが、8時間みっちりと仕事を入れたら必ずあふれますし、予期していない仕事が入ってきても対応できません。

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