マルハン、ゴルフ・浅草に続き「韓流」進出 大阪・新世界に新テーマパーク開業へ

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マルハンにとっては、パチンコ以外の事業を拡大していくための戦略の一環に位置付けられている。

入場者数1000万人近いUSJに対し、目標は300万人

大阪・新世界には、年間120万人超が訪れる展望タワーの通天閣や、150万人超が訪れる天王寺動物園、100万人超が集まるスパワールドが近傍にあり、近年は観光スポットとしても再評価されつつあるという。

大阪のテーマパークといえば、大阪湾に面した大阪市此花区にあるユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)が世界的にも著名。USJは前2012年度の年間入場者数が975万人にも及ぶ巨大テーマパークだが、マルハンの「韓流テーマパーク」新施設も年間入場者数300万人を目標数値に掲げている。

関西国際空港から鉄道利用で34分の好立地を生かし、日本の韓流ファンだけでなく、アジアの韓流ファンも取り込みを狙っている。

新施設の概要としては、「物販」「飲食」「食品」「多目的ホール」の4つのエリアで構成され、いずれも韓流文化をテーマとした店舗などが入る。

破綻した遊園地跡地を落札、来秋開業へ着工

「韓流テーマパーク」の物販ゾーンのイメージ図

「物販」エリアは、韓流スターによるファッションブランドや関連グッズのショップなど、韓国エンターテインメントとトレンドを凝縮したゾーン。「飲食」エリアは、韓流スターがプロデュースした話題のレストランや素材にこだわった本格志向メニューなど、韓国食文化を集積したゾーン。「食品」エリアでは、韓国輸入食材のスーパーマーケットを導入し、本格的な韓国食材を提供する。

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