早稲田大学

ここに次世代のグローバルリーダーがいる

早稲田大学

早稲田大学のリーディング理工学博士プログラムが注目されている。修士課程と博士課程を区分しない完全5年一貫制の大学院教育で次世代のグローバルリーダーを育てようという取り組みは、これまでの大学院教育にはなかった斬新なものだ。来春には第1期生がプログラムを終える見込み。産学官のいずれもが強く求める「エナジー・ネクスト・リーダー」がいよいよ巣立ち始める。

「専門力」「俯瞰力」「進取力」を養う

このプログラムは、2012年度からスタートし、文部科学省が推進する「博士課程教育リーディングプログラム」の一つとして採択されている。エネルギーなど、複数分野の課題が複雑に絡むグローバルイシューの解決には、専門分野の枠を超えた知の統合と、俯瞰的な視点を備えた人材が必要になる。そうした人材となる理工系リーダー「エナジー・ネクスト・リーダー」を育成するのが、プログラムの目的だ。

そのため物理、化学、電気・電子、生命科学を横断する学問領域を「エネルギーの理工学」としてとらえ、さまざまな専門分野の学部教育を終えた優秀な学生を選抜し、修士課程から博士課程までをシームレスにつないだ5年間の一貫制教育で育成するカリキュラムを組んでいる。文科省の「博士課程教育リーディングプログラム」は期間を7年間に限定したプログラムだが、早稲田大学はプログラム終了後も持続的にこの取り組みを推進するため、2014年4月には5年一貫制の先進理工学専攻を大学院先進理工学研究科に新設した。

特に重視しているのが「専門力」「俯瞰力」「進取力」の三つの力の育成だ。「専門力」は、学部で専攻してきた学問分野を軸としつつ、エネルギーの理工学という視点で現象を学び、自らが基盤とする学問分野に帰結させて複合的な研究にも柔軟に対応できる力。「俯瞰力」は、社会と研究をつなぐ情報受発信力を持ち、社会的要請や事業化を見据えて研究の道筋を構築できる力。そして「進取力」は、専門分野や文化的背景などを超えて多様な人材と信頼関係を築き、チームに巻き込みながら新しい領域を開拓できる力のことを指している。

画像を拡大 複数の課題が複雑に絡むエネルギー問題など、グローバルイシューの解決に挑戦できる理工系博士人材を育成するため、「専門力」「俯瞰力」「進取力」を総合的に習得していく独自のプログラムを開発
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※加藤さんのインターンシップ体験記はHPのニュースレター5号に掲載