デキないオトコが止められない「3つの悪癖」 なぜあの人は満員電車で新聞を読むのか?

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デキないオトコは無意識のうちにこれらの悪癖を続けてしまい、ますますデキないオトコ化する。ところがデキるひとたちに話を伺うと、昔はついついやっていた悪癖を意識的に良い習慣に転換できたパターンも多いようです。今回はデキないオトコとデキるひとを分ける、日々の習慣について考えます。

まずは①「7時の悪癖」。冒頭でご紹介した、毎朝新聞を読むタイミングによって生じる悪癖です。通勤電車で周囲に迷惑をかけるだけではない、もっと根源的な問題が潜んでいます。

本来新聞を読む目的は3つあると思います。
(1)世の中の出来事とメディアの受け取り方を知る
(2)世の中の出来事を自分なりに解釈する
(3)オジサンとの日常会話をする

(1)と(2)だけならインターネットのニュースでほとんどカバーできます。でも、日本の会社は未だオジサン社会。彼らは紙で新聞を読みます。「今朝の日経の〇面に載っていたあれ」と、紙媒体ベースでオジサンと会話できるようになるのはやっぱり重要です。そこで新聞を読むタイミングが、デキるかデキないかの分岐点になってきます。

(写真:DragonImages / Adobe stock)

・デキないオトコ:通勤電車の中

新聞を読むタイミングが、新聞が配達される時間、郵便受けに新聞を取りに行く時間に影響を受ける。たとえば、配達が5~6時の地域の場合なら、どんなに早くてもそれ以降しか読むことができず、さらにオートロックのマンションの場合は、わざわざ郵便受けに取りに行くのが面倒。自ずと、家を出るタイミングで郵便受けから新聞を取り、家を出た後の通勤電車で読むことになります。しかし、ギュウギュウの満員電車の中では集中してニュースを読むことはできず、なにより周りが迷惑。

・デキるひと:出かける前の自宅

新聞をネット配信で読む。例えば日経新聞は、紙と同じ構成の電子版を、原則毎日深夜3:30にアップしています。ですから、深夜でも早朝でも、自分の生活スタイルに合わせた好きなタイミング、好きな格好で、集中して新聞を読んで1日に備えられる。

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