株は10月に買い5月に売れば、やっぱり儲かる 「トラ相場」に乗れている個人投資家は少ない

✎ 1〜 ✎ 106 ✎ 107 ✎ 108 ✎ 最新
拡大
縮小
トランプ相場についていくにはどうすればいいのか?(写真: Shyn / PIXTA)

カリスマ投資家の内田衛氏のすごいところは、米大統領選挙と関係なく、あくまで自らの基準で行動することだ。今回も優待銘柄がストップ高するなど、絶好調だ。トランプ相場に乗るにはどうすればいいのか。まずはカリスマ投資家の株日記を読んでみよう。

【11月21日(月)】先週末の日経225先物は、30円高の1万8000円、NYダウは、35ドル安の1万8867ドル。10月の貿易収支が発表され、2カ月連続黒字で4961億円。日経平均株価は、138円高の1万8106円と4日続伸。

優待目的で持っていた「東京テアトル」がストップ高!

この連載の一覧はコチラ

【11月22日(火)】午前5時半、日経225先物は、40円高の1万8140円、NYダウは、88ドル高の1万8956ドルと最高値更新。10時半頃、なんとなくYahoo!ファイナンスを見ていたら、値上がり率ランキング1位に、優待目的保有銘柄の東京テアトル(9633)があるのを見つけた。

9時15分、30円高の162円で寄り付き、9時17分には50円ストップ高の182円を付けていたが、何で上がっているのかわからなかった。約3年間優待銘柄とはいえ、長期塩漬け銘柄となっていたので、10時45分、48円高の180円で保有株全部の1万5000株売り、46万2315円の利益確定となった。

買いは、2013年12月24日に150円で1万株と2014年3月14日に144円で5000株。寄り付きで30円も上がっているので、なにか理由があるはずだと思い、ストップ高した理由を調べていたら、映画『この世界の片隅に』というアニメの大ヒットが理由だった。

この映画は、昭和20年前後の広島と呉の戦時中の日本を描いた作品で主人公のすずの声をのん(能年玲奈)が担当している。そういえば、16日の日本BS放送の株主総会の後に、この作品を見にテアトル新宿に行ったのだが、満席で立ち見状態だったのであきらめ、翌日のチケットを取ってその日は帰ったのだった。「平日で満席なんて、かなり珍しいな」と思っていた。

次ページ「君の名は。」の超絶大ヒットの連想が働いた
関連記事
トピックボードAD
マーケットの人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT