日本で「音楽定額」が根付かない本当の理由

ついに上陸「Spotify」が仕掛ける規模の勝負

なぜ日本では音楽定額サービスが低調なのか(撮影:今井康一)
2015年から急増中、音楽定額サービス各社の現状とは
日本法人設立から4年の歳月を経て、9月29日から招待制でサービスを開始した「Spotify」が、11月10日から本格的に日本でサービスを展開しました。
日本では、2015年から「AWA」、「LINE MUSIC」、「Apple Music」、「Google Play Music(YouTube Redも2016年内に予定)」、「Prime Music」(Amazon)とネット大手各社がこぞって、音楽定額サービスに参入しました。
最後に世界最大、そして最強の「Spotify」が参入しました。
昨年、各社のサービス開始時に、とても話題になった音楽定額サービス。
初期の無料お試し期間中に、各社とも1000万近いアプリのダウンロードが行われました。
しかし、無料お試し期間が終了すると、各社のアプリダウンロード数は大幅に減少し、また期待された有料会員はダウンロード数の1〜数%に相当する10万人台、善戦していると言われている「Apple Music」でも数十万と言われています。
世界では「Spotify」が4000万、「Apple Music」は短期間に1700万の有料会員を有し、それぞれ日々増加しています。
一方で、なぜ日本では音楽定額サービスが低調なのでしょう。
音楽は、無くなりませんし、人々が音楽を聴かなくなることも考えられません。
今回は、その背景を考察してみました。

音楽定額サービスが日本で根付かない本当の理由

「幻冬舎plus」(運営:株式会社 幻冬舎)の提供記事です

1.ラジオの音楽文化の違い

アメリカやヨーロッパでは、たくさんのFM局が存在します。各ステーションがそれぞれの特徴を持って様々なジャンルの音楽を流しっぱなしにしています。リスナーは自分の好きなジャンルの音楽を流すステーションを選択して周波数を合わせて聴きます。

他方、日本のFMラジオは、音楽中心の構成をすると鳴り物入りで開局したFM局も、時代の経過共にトークの時間が多くなり音楽を流す時間が少なくなったのが現状です。

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