日経平均、円安好感で終値1万8100円台乗せ

根強い先高感、利益確定売りをこなし続伸

 11月21日、東京株式市場で日経平均は続伸。終値で1月6日以来となる1万8100円回復となった。2月撮影(2016年 ロイター/Issei Kato)

[東京 21日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は続伸。終値で1月6日以来となる1万8100円回復となった。前週末の米国株は下落したものの、足元の円安基調を好感した買いが先行。短期的な高値警戒感などから利益確定売りも出たが、先高期待が根強く、高値圏を維持した。

1ドル111円台へとドル高/円安に振れた為替を受けて、採算改善への期待感からトヨタ<7203.T>やキヤノン<7751.T>など主力輸出株が買い優勢。朝方は弱かった三菱UFJ<8306.T>など銀行株が切り返すと買い安心感が広がり、指数上昇に寄与した。食料品や情報・通信など出遅れていた内需株も物色された。

東証1部の騰落レシオ(25日平均)など一部のテクニカル指標では過熱感がみられるが、売りは限定的だった。東証1部の売買代金は米大統領選後に低下傾向にあるものの、2兆円以上を維持。市場心理を示すとされる日経平均ボラティリティ指数<.JNIV>も5日連続で低下した。

ソシエテ・ジェネラル証券ディレクターの杉原龍馬氏は「海外投資家からの資金流入が続いている公算が大きい。強い値動きをみて買わざるを得ない投資家もいるのではないか」と指摘。一方で「ただ今週は日米の祝日を前に商いの低下が見込まれるうえ、月末にかけては年金などのリバランスで株から債券へのシフトが進むことも警戒される」との見方を示した。

個別銘柄では、イハラケミカル工業<4989.T>が大幅高。18日に発表した2016年10月期連結業績予想の上方修正を好感した。自社株買いを発表したEPSホールディングス<4282.T>も続伸した。

半面、東海運<9380.T>が4日ぶりに反落。トランプ次期米大統領の誕生を受けてロシア関連銘柄の一角として買いが続き、連日で年初来高値を更新したが、急ピッチな上昇の反動もあり利益確定売りに押された。

東証1部騰落数は、値上がり1405銘柄に対し、値下がりが463銘柄、変わらずが117銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値     18106.02 +138.61

寄り付き   18038.09

安値/高値  18007.79─18129.03

 

TOPIX<.TOPX>

終値       1442.93 +14.47

寄り付き     1435.49

安値/高値    1433.06─1444.18

 

東証出来高(万株) 207074

東証売買代金(億円) 22867.85

*見出しを修正します

 

(杉山容俊)

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