侍ジャパンを苦しめた日米「ボールの違い」 誰が制球できる投手で、打てる打者なのか

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日本人メジャーリーガーがどれだけ加わってくるかにもよるが、準決勝進出の鍵を握るのは一にも二にもMLB使用球への対応。投手はNPB統一球とは曲がり方が違う変化球も含めてどうコントロールするか。野手はタイミングの取り方や打席での意識、さらに守備の際の送球も正確にできるよう慣れなければならない。

これが、MLB使用球でも打てる打順だ!

最後に、現時点で私の頭の中にある理想のオーダーで締めたい。強化試合で一度も登板しなかった大谷はMLB使用球での出来が未知数で、球数制限のある投手では一切使わない。3番DHで固定したい。そうすると、1番から順に――。

①中堅   秋山翔吾(西武)

②二塁 菊池涼介(広島)

③DH    大谷翔平(日本ハム)

④左翼 筒香嘉智(DeNA)

⑤遊撃 坂本勇人(巨人)

⑥一塁 中田翔(日本ハム)、または内川聖一(ソフトバンク)

⑦右翼 鈴木誠也(広島)

⑧三塁 松田宣浩(ソフトバンク)

⑨捕手 炭谷銀仁朗(西武)=強化試合不選出  

私の考えた布陣はこの通り。ファンの皆様は、どのような理想のオーダーを思い描くだろうか。

永瀬 郷太郎 スポーツニッポン新聞社特別編集委員

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ながせ ごうたろう

1955年、岡山市生まれ。早稲田大学卒。1980年、スポーツニッポン新聞東京本社入社。1982年からプロ野球担当になり、巨人、西武の番記者を歴任。2001年から編集委員。2005年に「ドキュメント パ・リーグ発」、2006年は「ボールパークを行く」などの連載記事を手掛ける。共著に『たかが江川されど江川』(新潮社)がある。野球殿堂競技者表彰委員会代表幹事。
 

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