エリート教育とおカネ

グローバル時代に勝ち残れ!

2012年。国内屈指の難関校である開成高校の生徒が同校初の「ハーバード・ブック・プライズ」を受賞した。これは米ハーバード大学の卒業生会であるハーバードクラブが、世界の優秀な高校生に本を贈呈する名誉ある賞だ。東京大学に例年200人近くを送り、140年の歴史を誇る開成でも、これまでもらったことがなかった。

が、その開成よりも早い10年に、同賞を授与された学校がある。渋谷教育学園だ。中でも幕張校(渋幕(しぶまく))は近年急成長している進学校の一つ。13年の東大合格者数は61人に達し、09年の28人から倍以上と、飛躍的に実績を伸ばしている。

東大合格者数では開成に劣る渋幕だが、海外トップ大学になると、むしろリードしている。13年は米国のハーバードやプリンストン、エール、ジョージア工科大学など、計45人を現役合格させた。特に優秀なある女子生徒は、東大とプリンストン大に両方合格し、後者を選択。こう言い放ったという。

「東大は勉強すれば入れるけど、プリンストンは勉強しても入れないから」──。

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