米金融緩和の縮小で動揺する世界マネー

バーナンキ発言でグローバルマネーの動きに変調。

バーナンキFRB(米国連邦準備制度理事会)議長の言葉に、市場は神経をとがらせている。

現行のQE3(量的緩和第3弾)は長期国債と住宅ローン担保証券を毎月合計850億ドルも買い入れるという空前の規模。異次元緩和をブチ上げた日本銀行と対照的に、米国は景気回復を背景に、金融緩和を縮小するタイミングを模索してきた。それゆえに今月19日の米国金融政策会合は世界中の注目を集めたが、QE3継続の方針に変更はなかった。

ところが、バーナンキ議長は会合後の会見で、今後の経済指標がFOMC(連邦公開市場委員会)の見通しどおりに改善すれば、「今年後半に資産買い入れのペースを減速し、来年半ばに終了するだろう」と、自ら縮小の時期に言及。緩和縮小による金融相場の終息が強く意識され、この日の米国株市場は大きく下落した。

次ページ新興国から資金が流出
関連記事
Topic Board トピックボード
人気連載
Trend Library トレンドライブラリー
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

Access Ranking
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • いいね!

※過去48時間以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※週間いいね数のランキングです。

トレンドウォッチ
労基署監督官の告発<br>過重労働がはびこる真因

電通で起きた新入社員の過労自殺事件をきっかけに、働き方への関心が高まっている。労働行政の現場に立つ労働基準監督官3人が匿名で語る「過重労働大国ニッポンをどう変えるか」。